これをシミュレーションしてみると、かなり効率的に行ったとしても
- 電話応対=2分×200件=400分
(常に5本同時受注という好条件は、現実離れしているし、伝票記入を行っている時間は電話を取れないし、注文入力を行っている時間も電話を取れない、応対にかかるこの2分という時間は、無駄なく注文の電話がかかってきたと、好意的に仮定して導き出しているんですよ)
- 伝票記入・注文入力=2分×200件=400分
(入力専門の人間を置いても、入力1件30秒として、100分間は入力しつづけている計算になる。うわ、人を増やすとまたコストあがっちゃうよ)
- 約定確認・約定伝票記入等の約定処理作業=2分×100件=200分
(1分じゃ行えないと思うけど・・・)
- 約定連絡=2分×100件=200分
(顧客が連絡先にいないことも多く、この2分という時間は、すべての顧客に一度で電話が繋がったと、好意的に仮定している)
- 受渡指示伝票作成・受渡指示・入出金確認=3分×100件=300分
(預り証方式がまだ残ってる会社などは3分ではすまないだろうなあ)
は必要だから、
5人で対応したとしても
つまり、5人がかりで対応したとしても受発注と約定だけで丸々5時間を費やすこととなる。
このほかに、
- 口座開設の問合わせ
- 新規口座の開設作業
- 会社によっては電話による投資相談、口座開設の相談、問合せの返答など
が加わるわけで、これらは、注文の受発注、約定処理よりはるかに時間がかかると思われるから、とうてい、残り3時間(1日8時間労働と仮定してます)で処理できるとは思えない。特に、問合せや投資相談は、もろ受注時間帯とバッティングしてしまうことが考えられ、効率は悪くなる一方・・・。電話注文のみの通信取引では物理的に対応できなくなってしまう。(人数を増やせば、コストラインが上昇してしまう)。各社とも忙しくなったら、人を増やすのだろうが、それでは忙しくなればなるほど、赤字が増えていくとう泥沼にはまる危険性がある。
しかし、インターネットを利用すれば、電話応対(受注)の部分は、0とすることが出きるし、約定連絡の部分においても、顧客データベースと連動していれば、ホームページで顧客自らが確認すため、0とすることが出来る。つまり、手数料自由化後の大量受注、大量約定のためには、インターネットを中心に据えた方法でなければ、物理的に対応できないと思うのだが。(顧客データベースと連動した、オンライン受注、オンライン発注システムであることが大前提。メール形式の人力注文システムなら、電話取引とコスト的には対して変わらないと思う)
手数料自由化後のローコストな大量受発注システムとしては、(プッシュトーンのみの受注なら可能性はあるが)普通の電話による通信取引では対応できないのではないだろうか。
疑問点のまとめ・・・:
- 電話取引だけで、本当に利益が上がってるのだろうか。
- ペイできてるのならいいけど、できてない場合、今後も同様の方法を続けていくのだろうか。
- ペイできていない会社は将来ペイできる見通しをたてて、通信取引を行っているのだろうか。
※ シミュレーションあくまで推定です。実際、時間を計って行ったら、もっとひとつの作業に必要な時間が増えると思います。実際、電話による通信取引を行われている会社は、必要時間を測ってみるとよいと思います。
※必要な時間は推測の域を出ていませんので時間の見通しが間違ってることもあろうかと思います。
※シミュレーションの時間はかなり、大雑把に計算してあります。同一人物から複数の注文を同時受注した場合は考慮していません(その点はご了承ください)。