前のページで、手数料を大幅に下げなかった会社は「顧客の資産相談や資産管理も手数料のうち」という考え方のようだ。と書いた。しかし、これはあくまで証券会社の立場での考え方ではないだろうかと思うときがある。
顧客の立場で手数料のディスカウントを考えてみよう。
たとえば100万円の約定代金における手数料を考えてみると、一番安い会社は500円。一番高い会社は11500円。その差11000円。
極論だが、顧客の立場からすれば、この11000円が投資相談と資産管理見合分の手数料ということになる。顧客が「その金額に見合うだけの投資相談や資産管理を受けた」と感じれば、その顧客にとっては、この手数料もけっして高いものではないだろう。しかし、「その金額に見合うだけの投資相談や資産管理を受けていない」と感じていれば、顧客の足はその会社から離れていくことは必至だ。
「顧客の資産相談や資産管理も手数料のうち」と考える証券会社は、その手数料に見合っただけの顧客サービスを提供出来ているのかどうか、顧客の審判を仰ぐととなる。