初心者。特に、株式投資をはじめたばかりの人にとって、資金的にも、いろいろな意味でなかなか単位株の投資に踏み切れない人も多いと思います。
そのためにあるのがミニ株投資。
ミニ株とは…通常の単位株取引の1/10でできる株式投資のことです。
しかし、すべての証券会社がオンラインでミニ株を取り扱っているわけでは有りません。
証券投資初心者や、新規の顧客にミニ株投資が向いているのは証券会社は百も承知のはずです。では、なぜ、ミニ株を取り扱わないのか。これはひとえにコストとリスクがかかりすぎるのがその原因です。やりたくてもコストがかかる。極端な話、やればやるほど損が出るそれがミニ株なのです。
わかりやすく言うと「ミニ株」とは、証券会社の名義で買いつけた株式を、伝票上で顧客に振り分けているのです。
つまり、単位株が1000株の株式の場合。たとえば顧客がミニ株で「A株」を「100株買う」という注文を出したとき、証券会社は残りの900株を自分の勘定で買いつけることになるわけです。
ミニ株といっても、事務作業は単位株取引とまったく同じです。それどころか顧客ごとに振り分けなければいけないし、差額分のリスクは持たなければいけないし、支店取引どころか、すべて自動化したオンライン取引でもコスト的(リスク分も含めた)には単位株以上にかかってしまうのがミニ株なのです。しかし、事務手続きを自動化したオンライン取引においては、事務作業分のコストは限りなく低くすることが出来るはずです。あと、残るは単位株にするための差額の株式(上記の例でいうと900株)を持つリスク分のコスト。これをいかに低減できるかによって。ミニ株投資が収益ラインにのるかのらないかの分岐点となるわけです。
ミニ株取引を活性化させる方法として考えられるのはふたつ。ひとつは単位株を引き下げること。もうひとつはミニ株市場の創設です。
理想は単位株の引き下げなのですが、これは、すべての証券会社に関係してくるためミニ株を取り扱うつもりのない証券会社まで巻き込んでしまいます。オンライン取引を行っていない会社(バックオフィスを自動化していない会社)にとっては、負担が大きくなりすぎてしまいます。また、信託銀行にとっても大変な事務負担になりそうだし、発行会社にも負担がかかってくるため、理解を得るためにはかなりの手間がかかることが予想されます。
単位株を引き下げた場合、自宅に現物の株券を持っている場合の売却時に手間がかかりそうです。たとえば自宅に現物の株券で1000株券を持っていたとします。これを売却する場合、100株ごとに細かくして売却しなければいけないため、すぐに売却できない可能性があります。1000株まとめて売却注文を出しても、内出来になった場合の処理をどうするかなど、いろいろとクリアしていかなければいけない問題があります。続く→