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98/11/25(水) a たかが黒字、されど黒字

ico_hand.gif (123 バイト)いやあ、決算の集中時期はさすがに忙しいですね。いろいろ書きたいことは沢山あるんですけど、本業優先ですのでご容赦ください。

決算の発表はピークを過ぎました。たしかに悪いですね。でもなんとなく去年よりおもしろさを感じます。リストラの効果が出ている企業がちらほらあるためでしょう。

赤字転落も多いのですが、意外に黒字回復という決算もあります。イセキ開発、エイジス、マツモト電器、中央無線、横浜魚類、小松ストアー、ファミリー、沢井製薬、オーケー食品、イリソ電子、やまや、川重冷熱、ジャパンシステム、セキテクノトロン、結構あります。

大した金額じゃありません。とるに足らない会社かもしれません。まだ中間期、下期に赤字になるかもしれません。でも前期に赤字だった企業が今期は黒字になっているんです。結構がんばった会社もあるんですよ。大幅な人員削減とか涙ぐましい努力をして、今期も赤字だったら潰れるかもしれないと必死にやった、その努力に株価で報いてもいいじゃないですか。もう報われ始めている銘柄もあります。

たかが黒字、されど黒字。100万円でも赤字と黒字の差は大きいんです。そんな目で決算を見てみてください。まだまだ投資のチャンスが転がっています。 


 

98/11/13(金) a 「なぜ、なぜ、なぜ」

ico_hand.gif (123 バイト)11月に入って少し変わった事があります。悪材料への反応が鈍くなり、好材料への反応が良くなったことです。そりゃあね。下方修正なんて1日に10社づつ位出てますから、「亜土電子(8073)150億円損失債務超過!」なんて怒級のものじゃないといつのまにか不感症になりますよね。逆にこんなときこそ増額修正なんていうのには敏感に反応したくなりますよね。市場の雰囲気が少し変わってきたということでしょう。まあ市場全体が急騰するエネルギーは感じられませんが、底固めする位の力はでてきた感じですね。気に入っている銘柄の押し目を拾う時期かもしれません。

さて、11月11日の日経社会面に厚生省がドラッグストアなどを立入り調査したら約3割の店舗で薬剤師が常駐していなかったとの記事が出ていました。「おや、マツモトキヨシ(9875)とか大変だろうな」と見ていましたが、その日の株価には影響なし。「大した問題じゃない」とのアナリストのコメントも出ていたようです。ところが翌12日マツモトキヨシが決算発表の席上で「薬剤師を増やすし、薬剤師の手当ても上げる」と発表、13日に株価は急落しました。世間には常に、株価を上下させるようなニュースが溢れています。しかしそれにみんなが気が付くかは別の問題です。多くの人の目に触れるまで、出ている材料が消化されないケースは多々あります。目に触れても、そのことの意味するものが理解されないケースもあります。

個々の企業を良くみているアナリストなどもしばし失敗します。つまり「自分が知っていることはみんなも知っている」と思ってしまうことです。自分がその事実を知ったのが2ヶ月前だからとっくに株価には織り込まれていると考える。しかし、何かの弾みで(例ば日経新聞が大きく取り上げたとか)改めて話題を集めたら株価が大きく動く。こんなケースはしょっちゅうです。企業と投資家を繋ぐ役目のアナリストが会社側に近く立ち過ぎると陥りやすい罠です。

今、決算がでています。シートゥーネットワーク(7588)など、決算が出てから株価が大きく動いているケースがあります。担当アナリストは不思議です。自分の予想から考えれば「そんなに驚くような話じゃないのに」と。とくに公開直後の銘柄には多くある話です。公開前の説明会ではいろいろ制約もあるし、肩に力が入ってじゅうぶんな説明のできなかった企業が、慣れも手伝って公開後の決算説明会で大きくイメージを上げるということは珍しくありません。

12日に、なかなかの人気を集めて公開したファンケル(4971)ジョイントコーポレーション(8874)は翌日も続伸しましたが、12日の引け後に発表した中間決算がいい数字だったことも人気持続に大きく貢献したことはいうまでもありません。いずれも中間決算で、通期の予想を変えるほどのものではないそうですが、それでも投資家にとっては新鮮です。逆の例では、デジキューブ(7589)が公開直後に上期赤字と発表して一気に人気が醒めてしまいました。公開当時の各アナリストのレポートには、ちゃんと「上期は赤字」と書いてあったんですけどね。

13日にはエイブル(8872)の決算が出ました。好決算です。でもアナリストに言わせれば「予想通りの」好決算です。さて週明けの同社の株価はどうなるでしょうか。同じような観点から、注目されるのはエイベックス(7860)アルゼ(6425)住商オートリース(4703)だそうです。共通点は4つ。比較的規模が大きい、公開後に株価が大きく下げている、PERは低い、そして業績は堅調、です。決算内容は概ね会社計画か、ひょっとすると上に出てくるかもしれないそうです。決算発表後の株価はどうでしょうか。

株価が動くとすれば、可能性はだいたい3つあります。
1、 これら企業の決算予想を皆が知らなかった。
2、 これら企業の決算予想を皆が信じていなかった。
3、 皆の投資意欲が高まり、買ってもいいという気になった。
いずれにしろ、もしこれらの株が決算発表後に動き出すようであれば、店頭市場は新たなステージに突入すしたと言えるかもしれない。そんな視点でこれら銘柄の決算に注目してみてください。

話がちょっとそれてしまいました。今日の話題は「材料が出てから時間がたっても株価に織り込まれているとは限らない」ということです。逆にいうと、そういう事を考えずに売買されているケースが非常に多いということでもあります。とくに店頭銘柄はチェックしている人も少ないので、企業実態と株価が大きくかけ離れているケースがあります。ここに店頭株投資の醍醐味があります。

だれも気が付いていない材料(インサイダー情報ではないですよ。その重要性に皆が気が付いていないだけです)を自分で吟味してじっと待ち伏せする。考えていた通りの展開になったときの快感は、ただ営業マンに進められて儲けたときとは段違いです。自分で考える。この話は売りか買いか。株価は高すぎるか安すぎるか。今の店頭市場ですと参加者が少ないので待っている間はスゴク不安です。丁度、かくれんぼで良い場所に隠れると、いつまで立ってもだれにも見つけてもらえなくて「みんな帰っちゃったんじゃないかな」と心配になるあの感じです。でもそこで自分を信じることが大切です。

最近は雑誌等で、アナリストやファンドマネージャが、あの銘柄がいいとか、この銘柄はだめだとか書いている記事を目にするケースも増えているでしょう。大事なことは「どの銘柄」ではなく「なぜ」です。株が知的ゲームと言われるのは、この「なぜ」があるからです。さあ、考えましょう。

「なぜ」「なぜ」「なぜ」


 

98/11/10(火) a 決算説明会よもやま話

ico_hand.gif (123 バイト)なんだかんだで日経店頭平均は7連騰。中身はどうでも上げ相場ってのは気持ちがいいねぇ。

さて、世の中9月中間決算発表の真っ盛り。最近は事前の修正があるから、ふたを開けてビックリなんてぇのは減ったけど。資産内容もチェックしなくちゃなんねぇし、やっぱり大事なイベントだな。

この決算発表にくっついているのが決算発表会とかアナリストミーティングとかいうやつだ。個人投資家の場合、なかなか参加できねぇがこれがなかなか面白い。とくに、歴史のある大企業と違って店頭企業はなかなか個性が出ていて面知れぇんだなこれが。

例えば消費者金融の武富士。役員連中が次々といかに自社の教育がすばらしく社員全員が顧客のために働いているか、顧客への感謝を大切にしているかをかなりの大声でしゃべり続ける。まあその演説風景を見ていれば、日頃の社員教育の徹底ぶりが判るってもんだ。

同じ金融じゃ、もう東証に卒業しちまったが、商工ファンドの大島節も有名だな。「世界一の経営者」大島社長がびっしり書いたレジメ一枚を使って1時間息付く間もなく話し続けるってぇんだから大変だよ、これは。栄養ドリンク飲んでく行く奴もいるそうだからな。むかし主幹事証券の会長は看護婦同伴で来てたそうだ。

いろんな社長がいるからな。そういやあの社長。社名はチョットかわいそうだから伏せるけど、株式公開直後の説明会で「私は言ったことは必ず実行して見せる。出来なければ皆さんの前にはもう出てこない」と啖呵きったんだと。かっこよかったらしいぞ。でもそれっきり本当に出てきてないらしい。

お土産が楽しみで行く奴もいるからな。鉱研工業は下方修正の説明会のたびに、ゴルフボールが1ダースだと。年に2ダース貰ってゴルフボール買わなくていいと喜んでいるアナリストがいた。今回は下方修正ないって残念がってた(オイオイ)。しかしまあ、その分コスト削減したほうがいいんじゃねぇのか。三協フロンテアは、なぜか榮太郎のあの昔懐かしおにぎりみたいな飴なんだと。社長の趣味かね。食品会社は自社製品配るとこよくあるなぁ。新幹線が開通したホクト産業は、今年は長野できのこ料理の試食会もやったそうだ。BP子会社のペトロルブ・インターナショナル、ここはいいらしいぞBPロゴの入った傘とかレース場グッズが貰えるらしい。

消費者金融もおまけが多いとこだな。このセクター担当している奴の回りにゃ、むじん君とかお自動さんグッズ持ってるやつが妙に多いそうだ。しかしここでも武富士は別、しっかりしてるねぇ。なんせ今回説明会にコーヒーがでて話題になったくれぇだ。

 そうそう、今回の話題はエイベックス。決算説明会はあのベルファーレだそうだ。ってえことはだよ、当然株主総会もそうだよな。ベルファーレだ。復帰した安室とか、ELTとか、V6とかみんな集めてさ、スペシャルコンサートだよ。これっきゃねえよな。もちろん開催は日曜日だ。株主の皆さんいまから要望書出しといた方がいいよ。

 


 

98/10/29(木) a JDS

ico_hand.gif (123 バイト)日証協もなかなかやるで。11月2日から、店頭企業の適時開示情報やら、決算短信やらをインターネットで閲覧できるようにするそうや。システムの名前はJDSなんでもJapan Securities Dealers Association Internet Disclosure Systemの略やそうやけど、そんなもんどうでもええわ。

この適時開示情報いうんは、業績予想を変更したとか、M&Aしたとかいわゆる株価に重要な影響を与える事実のことや。これを公表せんで関係者が株を売買するとインサイダー取引いうて手が後ろに回るやつや。ところが公表いうても、今までは日証協に提出して、取引所の兜クラブのマスコミ各社のポストに投げ込むだけや。新聞が記事にしなければ、日証協まで見に行かんとわからんようになっとる。アナリストも会社に電話してもろてるのが実状や。

日経に業績修正ゆうて2、3行数字出ているだけで「なんやこれ〜、説明せんかい」てな経験、皆はんあるやろ。これで少しは解消するで。まあ、なんやらインサイダー情報の扱いの関係で、日証協に提出してから12時間待たんといかんのが気に食わんが、まあ早起きすれば前日の引け後にでた情報みんな朝にはチェックできるんやから、なかなかのもんやで。店頭ファンには必須アイテムや。

しかも日証協太っ腹やで、東証にもTDnetゆうて、同じようなシステムあるんやけど、これ35,000円/月 もかかるんや。それがJDSはなんとタダや。今んところは、イメージファイルやそうから、ちょっと重いかもしれんけど、いずれはテキストで対応するそうや。

決算発表のとき配られる、決算短信ゆう奴も見れるそうや。これさえあれば、BS、PLバッチリやで。

アドレスは日証協のHPがhttp://www.jsda.or.jp/

JDSがhttp://www2.jsda.or.jp/jds/

や、日証協のHPも結構おもろいで。店頭企業のHPへのリンクもあるしな。 

店頭市場の改革もいろいろやるようやけど、こういった試みが大事やね。みんなもがんばってアクセスしたってや。アクセス殺到で、システムダウンさせりゃあ、いかにこれまで情報不足だったか、頭の堅いおっさんもわかるやろう。 

 とこれで、店頭市場はまたしょぼいな〜。決算出るまで待たなしぁーないみたいや。でもな、今、発表されている新規公開銘柄結構おもろいのあるみたいやで。去年も年末に公開した銘柄、年明けに暴騰しとったからな。ちょっと研究の余地ありそうや。

 


 

98/10/17(土) a 博打はやめましょうね

ico_hand.gif (123 バイト)テスコンは会社整理を申請ですか。プレスによると「対象領域を絞り、合理化を進め、今期は1500万円、来期は4億円の経常利益を見込む」あくまで再建できるということのようです。強気の経営陣ですが、どうでしょうか。しかし、同社が不渡りを出してから、出来高は累計で約100万株を超えています。しかも途中でストップ高したりして、200円も付けている。これもどんなもんでしょうか。確かに不渡り直後に70円で買った人は、次の日には2倍になった訳ですが。我々が目指している店頭株投資とは、あくまで投資であり博打ではありません。一晩で2倍が魅力なら、競馬の方が早いですよ。受け渡し込みで30分もあれば決着つきますからね。

ico_hand.gif (123 バイト)今、店頭市場には100円割れの銘柄だけで30銘柄、200円未満ですと130銘柄くらいあります。もちろん、株価が安いからといって、その会社が駄目だと言う気はさらさらありません。中には、不当に安い銘柄もあります。良く、調べれば宝もあるでしょう。でも安易な投資はお勧めできません。バランスシートの分析、取引先の調査、銀行との関係、プロでも、通常以上に気を使います。一般論ですが、低位株投資のターゲットとなるのは「フローの利益は上がっていないが、バランスシート上の価値が高い企業」です。資産的裏付けの低い低位株への投資は、とくに現在金融機関の貸し渋りが酷いだけに、お勧めできません。もちろん間違っても「フローでは利益出ているが、バランスシートの内容が悪い企業」への投資は避けなければなりません。最悪、今回のテスコンのような黒字倒産といった事態に追い込まれます。

ico_hand.gif (123 バイト)投資スタイル、銘柄選定は個人の自由です。明日潰れるかという刺激がたまらないというのであればそれは自由です。でも、このHPではあくまで財産形成となるような投資を目指します。単に儲けるというのではなく、保有している企業の成長を実感できるような銘柄選択をすすめましょう。個人投資家では、バランスシートの分析はおろか、入手さえも決して楽ではないこと重々承知しています。どんなやり方がいいか、今後、検討していこうと思います。


 

98/10/15(木) a 新規公開銘柄講座−2(買う側の事情)

ico_hand.gif (123 バイト)しかしまあ、為替も東証1部もジェットコースター並みですね。そこへ行くと我が店頭市場は着実な足取りで…安値更新ですか。トホホ…。それにしても、ドコモ購入の換金売りはひどかったですね。まあ、ドコモ1社で店頭市場全部と同じ位時価総額がありますから、仕方が無いといえば仕方が無いのですが、釈然としませんね。ということで、今回は新規公開銘柄の研究の第2回目です。タイトル名が少しづつ違っていますが、あんまり気にしないでください。

ico_hand.gif (123 バイト)前回は公開前株主の話でした(しかし、彼は口が悪いですね。もう少し品良く書けないんでしょうか)。今回は、新規公開銘柄をだれがどのような理由で買うかということです。

ico_hand.gif (123 バイト)新規公開銘柄を投資対象として考える投資家は2種類います。この2種類というのがミソです。いわゆる新規公開株(公開時の公募売出株)の割当先は割合で言えば、やはり大多数は個人です。この個人投資家の多くは、その銘柄の中身を良く知りません。狙いは短期の値幅取り。可能なら公開初日にでも売りたい人がほとんどです。駄目なら投げます。

ico_hand.gif (123 バイト)一方、機関投資家のなかにも新規公開株をターゲットする人はいます。彼らの多くは、長期保有が目的です。現在、機関投資家はどんな銘柄を選ぶのでしょうか。基本的には成長性です。売上、利益の伸びの大きい企業に注目します。単に割安だとか、配当利回りが高いという理由では、まず買いません。成長性もとくにネットワークだとか、アウトソーシングといったように、市場そのものが伸びている分野に属している企業を好みます。事業内容的にも、ユニークなものを好みます。類似企業がある場合は、競争力、株価水準などを勘案して割安とならないと、既存企業から資金はシフトしにくいです。あと、規模もある程度必要です。投資金額が1億円、とかそういう単位ですので、あまり小さすぎると買いません。時価総額で100億円を切るとほとんど投資対象になりません。逆に大きい場合は、人気化すればいいのですが、そうでないと大変です。公募売出の総額が今でしたら50億円以上は、市場で人気があるかどうかよくチェックする必要があります。

ico_hand.gif (123 バイト)長期保有の機関投資家は買ったらなかなか売りません。ただし、必ずしもすぐに買うとは限りません。相場がホットなときは急いで買いますが、そうでないとき、例えば今でしたら、ちょっと様子を見る人も多いでしょう。彼らからすれば、3ヶ月は「ちょっと」なんです。数日間で利益をとろうとする個人投資家と1年以上かけて儲けようとする機関投資家。この2つの投資家グループの動きを考える必要があります。

ico_hand.gif (123 バイト)理想的な新規公開銘柄の展開とは、長期保有目的の投資家が短期値幅取り目的の投資家の売りを吸収するパターンです。最近でしたら、光波メガチップス(ジャーディンフレミング)、アクセス(フィディリティ)なんてのが外人に気に入られました。この投資判断が正しいかどうかの結果は数年後でないとわかりません。でも、彼らみたいに買ったら売らない人が買うと需給は格段に改善するので、値動きは良くなります。

ico_hand.gif (123 バイト)逆に、悲惨な例も多々あります。これは幾つかのパターンがあります。

1、銘柄に魅力はあるが価格が高すぎて買いが集まらない。

最近ではエイベックスアルゼですかね。ここでいう株価水準とは、そのときどきの状況を勘案した総合的なものです。上記2社にしても、長期で持てば正解かもしれません。でも、今の環境では、公開規模、価格とも、ちょっと難しかったでしょう。「投資してもいいんだけど、ちょっと様子をみるよ」と買い手の動きが止まる。すると、短期値幅取りを狙っていた人は目算が狂ってあわてて投げる。というパターンです。売り方と買い方の時間のズレが大きなファクターです。

2、銘柄そのものに魅力がない。

まだありますよね。なんで公開してくるのかという奴。それからさっきいったように規模の問題もあります。小さすぎる会社には、よほど事業内容が魅力的でないと長期資金は入ってきません。この手の銘柄は最近では、配当利回りなんかが指標になります。

3、公開直後に業績や評価が悪くなる。

昨年で言えば、東のアトラス、西のジャストシステム。最近でいえば公開後にだんだん評判が下がっているのがデジキューブですか。このパターンはきついです。市場全体が回復しても戻りにくいです。

ico_hand.gif (123 バイト)それぞれの銘柄をだれが、どんな理由でどんな目的で買うのか、売るのか。難しいもんだですが、考えると新しい投資チャンスが出てきます。え、ドコモですか。これだけ大きくなると事情が変わります。390万円で計算すると東証1部で時価総額3位です。年金などの資金では、TOPIXと競争しているファンド多いので、大きな銘柄でてくると無視できません。ましてや期待の通信業です。無理してでも買ってくるでしょう。東証1部というのは日本の株式市場で特別な意味があるんです。店頭銘柄が2部に上場してもあまり株価は上昇しません。でも1部にいくと、非常に対象となる資金が大きくなります。イメージで言えば店頭から2部までは小型株ファンド、1部はメインファンドです。桁が違います。プロミスとかアコムといった消費者金融も1部に上がってから評価がずいぶん変わりました。ソフトバンクは店頭から1部に直接上場したとたん、株価は2倍くらいになりました。癪ですがこれが現実です。昔は店頭市場のほうが評価(PER)高かったんですが、今は完全に逆です。まあ、逆に考えれば、今店頭にある銘柄を買っておけば、数年後に1部に上場した時に、大きな利益を得られるチャンスがあるということです。

  株価=1株利益×PER です(他の指標もありますが)。

当たり前のことですが、1株利益とPERの両方が上がるときが1番儲かるんです。小さいから、店頭だからと機関投資家が買わないうちに仕込んで、彼らが買い出すときにたんまり利食う。そんな投資家を目指しましょう。 なんか話がそれてしまいましたね。それではこの辺でおひらきとしましょう。

ico_hand.gif (123 バイト)おまけ

そうそう、お問い合わせありました生化学工業ですが、有価証券の評価損なんかが少しあるかもしれませんが、業績は概ね計画通りのようです。株価下がっているので、不安かもしれませんが、我慢じゃないでしょうか。配当利回りも悪くないでし。殺してもしなないような会社ですからね。これだけ売上落ちても、研究開発に死ぬほどお金つぎ込んで、それでも経常利益率二桁ですから、化け物みたいな企業です。現金もたくさん持っていて、なんで自社株買いしないんですかね。株主の皆さん、こういう会社にはきちんと説明を求めましょうね。あ、決して扇動している訳ではないですよ。我々は○○屋とかではないですから。でも最近、またこういう割安株が売られているんですよ。経営者はそういうところをもっと考えてほしいですよね。 


 

98/10/01(木) a 店頭平均史上最安値更新!

ico_hand.gif (123 バイト)覚悟していたとこととはいえ、ついに日経店頭平均が安値を更新しました。しかも一気に2%以上も下げて。なぜ、今日これほど下げたか、一つは先月末に少し外人などのドレッシング買い(保有株の簿価を期末に高くするための買い)があり、それが剥げたこと。もう一つは、テスコン(6865)の不渡り騒動(ちなみに今回の不渡りは1回目ですので、潰れた訳ではありません。状況は厳しいでしょうが)です。今日はこのテスコンについて書きます。

ico_hand.gif (123 バイト)四季報を開けば、同社はこれまで増収増益です。予想も増収増益です。配当も10円です。どこにもそんな危機的状況は感じられません。その会社がなぜ、不渡りを出したのでしょうか。会社側は記者会見で、富士銀行が一方的に融資を引き上げたために、決済が出来なくなったと言っています。自分たちは自分勝手な銀行の犠牲者だといいたいのでしょう。おそらくこれからのマスコミの論調のなかにも、店頭公開している黒字の企業でさえ貸し渋りの影響を受けていると報じるでしょう。株価が500円でしたから、それ以下の店頭企業はみな、倒産候補のように見えてくるに違いありません。

ico_hand.gif (123 バイト)しかしテスコンを御持ちの方には「今ごろそんなことを言うな」と叱られるでしょうが、敢えていいます。同社の決算内容はここ数年決してよくありません。とくに前期は、赤字であったとしても不思議のない内容です。常に資金不足であり、資金調達できなければ資金ショートしてしまう体質でした。バランスシートの読める方でしたら、過去3期分を見ていただければ納得して貰えると思います。なぜ、こんなことを書くかというと、他の店頭株を持っているかたの不安を少しでも和らげたいからです。テスコンについては特殊なケースと思ってくださっても結構です。どこかのHPでも、半年位まえに粉飾決算の疑いありと出ていたはずです。他に例はないとはいいませんが、多くの店頭企業は健全です

ico_hand.gif (123 バイト)テスコンの不渡りにより、今後は店頭市場全体が信用不安の対象となる可能性があります。今日の下げはそんな予感を抱かせます。店頭企業は全部潰れてしまう。そんな雰囲気が出てくるかもしれません。しかし、今こそ勇気を持ってください。不安にかられての狼狽売りは、いままでの苦労を水の泡にします。厳しい状況が続きますが、耐える時です。がんばってください。


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JDS(インターネット開示システム=店頭銘柄)11/2稼動

日本証券業協会

公開予備軍

筆者
ラサールJ

某経済研究所著名アナリスト。

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コーナー説明
店頭市場振興に全てを賭ける氏の愛情溢れるコメント。
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BackNumber
7-9月  
最新号  
   
   
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