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決算の発表はピークを過ぎました。たしかに悪いですね。でもなんとなく去年よりおもしろさを感じます。リストラの効果が出ている企業がちらほらあるためでしょう。 赤字転落も多いのですが、意外に黒字回復という決算もあります。イセキ開発、エイジス、マツモト電器、中央無線、横浜魚類、小松ストアー、ファミリー、沢井製薬、オーケー食品、イリソ電子、やまや、川重冷熱、ジャパンシステム、セキテクノトロン、結構あります。 大した金額じゃありません。とるに足らない会社かもしれません。まだ中間期、下期に赤字になるかもしれません。でも前期に赤字だった企業が今期は黒字になっているんです。結構がんばった会社もあるんですよ。大幅な人員削減とか涙ぐましい努力をして、今期も赤字だったら潰れるかもしれないと必死にやった、その努力に株価で報いてもいいじゃないですか。もう報われ始めている銘柄もあります。 たかが黒字、されど黒字。100万円でも赤字と黒字の差は大きいんです。そんな目で決算を見てみてください。まだまだ投資のチャンスが転がっています。
さて、11月11日の日経社会面に厚生省がドラッグストアなどを立入り調査したら約3割の店舗で薬剤師が常駐していなかったとの記事が出ていました。「おや、マツモトキヨシ(9875)とか大変だろうな」と見ていましたが、その日の株価には影響なし。「大した問題じゃない」とのアナリストのコメントも出ていたようです。ところが翌12日マツモトキヨシが決算発表の席上で「薬剤師を増やすし、薬剤師の手当ても上げる」と発表、13日に株価は急落しました。世間には常に、株価を上下させるようなニュースが溢れています。しかしそれにみんなが気が付くかは別の問題です。多くの人の目に触れるまで、出ている材料が消化されないケースは多々あります。目に触れても、そのことの意味するものが理解されないケースもあります。 個々の企業を良くみているアナリストなどもしばし失敗します。つまり「自分が知っていることはみんなも知っている」と思ってしまうことです。自分がその事実を知ったのが2ヶ月前だからとっくに株価には織り込まれていると考える。しかし、何かの弾みで(例ば日経新聞が大きく取り上げたとか)改めて話題を集めたら株価が大きく動く。こんなケースはしょっちゅうです。企業と投資家を繋ぐ役目のアナリストが会社側に近く立ち過ぎると陥りやすい罠です。 今、決算がでています。シートゥーネットワーク(7588)など、決算が出てから株価が大きく動いているケースがあります。担当アナリストは不思議です。自分の予想から考えれば「そんなに驚くような話じゃないのに」と。とくに公開直後の銘柄には多くある話です。公開前の説明会ではいろいろ制約もあるし、肩に力が入ってじゅうぶんな説明のできなかった企業が、慣れも手伝って公開後の決算説明会で大きくイメージを上げるということは珍しくありません。 12日に、なかなかの人気を集めて公開したファンケル(4971)とジョイントコーポレーション(8874)は翌日も続伸しましたが、12日の引け後に発表した中間決算がいい数字だったことも人気持続に大きく貢献したことはいうまでもありません。いずれも中間決算で、通期の予想を変えるほどのものではないそうですが、それでも投資家にとっては新鮮です。逆の例では、デジキューブ(7589)が公開直後に上期赤字と発表して一気に人気が醒めてしまいました。公開当時の各アナリストのレポートには、ちゃんと「上期は赤字」と書いてあったんですけどね。 13日にはエイブル(8872)の決算が出ました。好決算です。でもアナリストに言わせれば「予想通りの」好決算です。さて週明けの同社の株価はどうなるでしょうか。同じような観点から、注目されるのはエイベックス(7860)、アルゼ(6425)、住商オートリース(4703)だそうです。共通点は4つ。比較的規模が大きい、公開後に株価が大きく下げている、PERは低い、そして業績は堅調、です。決算内容は概ね会社計画か、ひょっとすると上に出てくるかもしれないそうです。決算発表後の株価はどうでしょうか。 株価が動くとすれば、可能性はだいたい3つあります。 話がちょっとそれてしまいました。今日の話題は「材料が出てから時間がたっても株価に織り込まれているとは限らない」ということです。逆にいうと、そういう事を考えずに売買されているケースが非常に多いということでもあります。とくに店頭銘柄はチェックしている人も少ないので、企業実態と株価が大きくかけ離れているケースがあります。ここに店頭株投資の醍醐味があります。 だれも気が付いていない材料(インサイダー情報ではないですよ。その重要性に皆が気が付いていないだけです)を自分で吟味してじっと待ち伏せする。考えていた通りの展開になったときの快感は、ただ営業マンに進められて儲けたときとは段違いです。自分で考える。この話は売りか買いか。株価は高すぎるか安すぎるか。今の店頭市場ですと参加者が少ないので待っている間はスゴク不安です。丁度、かくれんぼで良い場所に隠れると、いつまで立ってもだれにも見つけてもらえなくて「みんな帰っちゃったんじゃないかな」と心配になるあの感じです。でもそこで自分を信じることが大切です。 最近は雑誌等で、アナリストやファンドマネージャが、あの銘柄がいいとか、この銘柄はだめだとか書いている記事を目にするケースも増えているでしょう。大事なことは「どの銘柄」ではなく「なぜ」です。株が知的ゲームと言われるのは、この「なぜ」があるからです。さあ、考えましょう。 「なぜ」「なぜ」「なぜ」
さて、世の中9月中間決算発表の真っ盛り。最近は事前の修正があるから、ふたを開けてビックリなんてぇのは減ったけど。資産内容もチェックしなくちゃなんねぇし、やっぱり大事なイベントだな。 この決算発表にくっついているのが決算発表会とかアナリストミーティングとかいうやつだ。個人投資家の場合、なかなか参加できねぇがこれがなかなか面白い。とくに、歴史のある大企業と違って店頭企業はなかなか個性が出ていて面知れぇんだなこれが。 例えば消費者金融の武富士。役員連中が次々といかに自社の教育がすばらしく社員全員が顧客のために働いているか、顧客への感謝を大切にしているかをかなりの大声でしゃべり続ける。まあその演説風景を見ていれば、日頃の社員教育の徹底ぶりが判るってもんだ。 同じ金融じゃ、もう東証に卒業しちまったが、商工ファンドの大島節も有名だな。「世界一の経営者」大島社長がびっしり書いたレジメ一枚を使って1時間息付く間もなく話し続けるってぇんだから大変だよ、これは。栄養ドリンク飲んでく行く奴もいるそうだからな。むかし主幹事証券の会長は看護婦同伴で来てたそうだ。 いろんな社長がいるからな。そういやあの社長。社名はチョットかわいそうだから伏せるけど、株式公開直後の説明会で「私は言ったことは必ず実行して見せる。出来なければ皆さんの前にはもう出てこない」と啖呵きったんだと。かっこよかったらしいぞ。でもそれっきり本当に出てきてないらしい。 お土産が楽しみで行く奴もいるからな。鉱研工業は下方修正の説明会のたびに、ゴルフボールが1ダースだと。年に2ダース貰ってゴルフボール買わなくていいと喜んでいるアナリストがいた。今回は下方修正ないって残念がってた(オイオイ)。しかしまあ、その分コスト削減したほうがいいんじゃねぇのか。三協フロンテアは、なぜか榮太郎のあの昔懐かしおにぎりみたいな飴なんだと。社長の趣味かね。食品会社は自社製品配るとこよくあるなぁ。新幹線が開通したホクト産業は、今年は長野できのこ料理の試食会もやったそうだ。BP子会社のペトロルブ・インターナショナル、ここはいいらしいぞBPロゴの入った傘とかレース場グッズが貰えるらしい。 消費者金融もおまけが多いとこだな。このセクター担当している奴の回りにゃ、むじん君とかお自動さんグッズ持ってるやつが妙に多いそうだ。しかしここでも武富士は別、しっかりしてるねぇ。なんせ今回説明会にコーヒーがでて話題になったくれぇだ。 そうそう、今回の話題はエイベックス。決算説明会はあのベルファーレだそうだ。ってえことはだよ、当然株主総会もそうだよな。ベルファーレだ。復帰した安室とか、ELTとか、V6とかみんな集めてさ、スペシャルコンサートだよ。これっきゃねえよな。もちろん開催は日曜日だ。株主の皆さんいまから要望書出しといた方がいいよ。
この適時開示情報いうんは、業績予想を変更したとか、M&Aしたとかいわゆる株価に重要な影響を与える事実のことや。これを公表せんで関係者が株を売買するとインサイダー取引いうて手が後ろに回るやつや。ところが公表いうても、今までは日証協に提出して、取引所の兜クラブのマスコミ各社のポストに投げ込むだけや。新聞が記事にしなければ、日証協まで見に行かんとわからんようになっとる。アナリストも会社に電話してもろてるのが実状や。 日経に業績修正ゆうて2、3行数字出ているだけで「なんやこれ〜、説明せんかい」てな経験、皆はんあるやろ。これで少しは解消するで。まあ、なんやらインサイダー情報の扱いの関係で、日証協に提出してから12時間待たんといかんのが気に食わんが、まあ早起きすれば前日の引け後にでた情報みんな朝にはチェックできるんやから、なかなかのもんやで。店頭ファンには必須アイテムや。 しかも日証協太っ腹やで、東証にもTDnetゆうて、同じようなシステムあるんやけど、これ35,000円/月 もかかるんや。それがJDSはなんとタダや。今んところは、イメージファイルやそうから、ちょっと重いかもしれんけど、いずれはテキストで対応するそうや。 決算発表のとき配られる、決算短信ゆう奴も見れるそうや。これさえあれば、BS、PLバッチリやで。 アドレスは日証協のHPがhttp://www.jsda.or.jp/ JDSがhttp://www2.jsda.or.jp/jds/ や、日証協のHPも結構おもろいで。店頭企業のHPへのリンクもあるしな。 店頭市場の改革もいろいろやるようやけど、こういった試みが大事やね。みんなもがんばってアクセスしたってや。アクセス殺到で、システムダウンさせりゃあ、いかにこれまで情報不足だったか、頭の堅いおっさんもわかるやろう。 とこれで、店頭市場はまたしょぼいな〜。決算出るまで待たなしぁーないみたいや。でもな、今、発表されている新規公開銘柄結構おもろいのあるみたいやで。去年も年末に公開した銘柄、年明けに暴騰しとったからな。ちょっと研究の余地ありそうや。
1、銘柄に魅力はあるが価格が高すぎて買いが集まらない。 最近ではエイベックス、アルゼですかね。ここでいう株価水準とは、そのときどきの状況を勘案した総合的なものです。上記2社にしても、長期で持てば正解かもしれません。でも、今の環境では、公開規模、価格とも、ちょっと難しかったでしょう。「投資してもいいんだけど、ちょっと様子をみるよ」と買い手の動きが止まる。すると、短期値幅取りを狙っていた人は目算が狂ってあわてて投げる。というパターンです。売り方と買い方の時間のズレが大きなファクターです。 2、銘柄そのものに魅力がない。 まだありますよね。なんで公開してくるのかという奴。それからさっきいったように規模の問題もあります。小さすぎる会社には、よほど事業内容が魅力的でないと長期資金は入ってきません。この手の銘柄は最近では、配当利回りなんかが指標になります。 3、公開直後に業績や評価が悪くなる。 昨年で言えば、東のアトラス、西のジャストシステム。最近でいえば公開後にだんだん評判が下がっているのがデジキューブですか。このパターンはきついです。市場全体が回復しても戻りにくいです。 株価=1株利益×PER です(他の指標もありますが)。 当たり前のことですが、1株利益とPERの両方が上がるときが1番儲かるんです。小さいから、店頭だからと機関投資家が買わないうちに仕込んで、彼らが買い出すときにたんまり利食う。そんな投資家を目指しましょう。 なんか話がそれてしまいましたね。それではこの辺でおひらきとしましょう。 そうそう、お問い合わせありました生化学工業ですが、有価証券の評価損なんかが少しあるかもしれませんが、業績は概ね計画通りのようです。株価下がっているので、不安かもしれませんが、我慢じゃないでしょうか。配当利回りも悪くないでし。殺してもしなないような会社ですからね。これだけ売上落ちても、研究開発に死ぬほどお金つぎ込んで、それでも経常利益率二桁ですから、化け物みたいな企業です。現金もたくさん持っていて、なんで自社株買いしないんですかね。株主の皆さん、こういう会社にはきちんと説明を求めましょうね。あ、決して扇動している訳ではないですよ。我々は○○屋とかではないですから。でも最近、またこういう割安株が売られているんですよ。経営者はそういうところをもっと考えてほしいですよね。
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