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00/4/14(金) NASDAQ待ち
日経225 20434 -91 6.83億株
店頭平均 1880 -86 1575万株

「世界的なIT株ブームの発祥地NASDAQが下げ止まらぬことにはIT株は本腰を入れて買い難い・・・」でIT関連売り先行も、目先筋のツッコミ買いやドコモの反発でどうにか崩落を回避。尤もNASDAQが今晩辺り修羅場が予想される為、底入れ感には程遠い。今の相場の主流である中低位株物色も週末でもあり迫力には乏しい。電力・ガスや食品・薬品などが確りでディフェンシブな姿勢が目に付きます。東証1部値上り値下がりは422対828。

ネット株崩落の影響がモロ出ている店頭市場はメタメタ、マザーズも全社公募価格割れと壊滅的。問題の根は「バリュエーションの議論も無しに、極端に少ない浮動株をいい事に大投機が繰り広げられた」ってこと。下げても下げても誰も今の値段を正当化出来ない総無責任市場に陥ってます。オラクルの巨額な売出し(8000億円近くが対米流出)に対しても非難の声を聴きますが、日オラクルにあの値段を付けたのは日本の市場=投資家の総意なのです。考え直す点は多いことでしょう。IT関連も時価に説明のつくものつかぬものに選り分けられ、前者は出直り後者は長期低迷となりそうです。

中低位の柱としては三菱マテや三洋電辺りなのでしょうが、出遅れ物色とはなかなか儲からないものです。「フッ素ガス好調」で関電化・セ硝子なんてマニアックな銘柄が来るくせして、自分の見込んだ割安株は一向に来ないなんてことままあります。マーケットの趣向に合わせて次の素材株はラサ工か三菱レか、薬品なら万有か大日薬か、出遅れ優良なら大日印かブリヂストンか東海上か・・・と悩む訳です。長いこと持たされてシビレを切らして投げたら急騰なんてよくある話。株の儲けは我慢料。東洋製鋼(5443/終値56円)民事再生法申請へ。


00/4/13(木) IT大整理再び
日経225 20526 -306 7.17億株
店頭平均 1967 -90 1393万株

NASDAQが史上2番目の下げで先の安値に接近、下げ止まるのか?という恐怖がNYダウも押し下げる。IT相場の本拠地の激震に東京もビビらされ、再びIT関連大整理の趣き。3/10は光通信・ソフトバンクの急落に他も連れ安の色彩が強かったが、今回は値嵩ハイバリュエーションIT関連のウェートを下げようとの動き。中低位株は引き続き水準訂正の過程で堅調だったが、値嵩がS安に叩き込まれるにつれ軟化。東証1部値上り値下がりは574対656。昨日ダウが昨年来高値を更新したとは思えない相場付き。

ソフトバンク1→3株分割も効かず、光通信は代理店倒産で更に売りが嵩み共にS安。CTC・トランスコスモ・ローム・村田などもS安。一方、中低位内需株が堅調で不動産・住宅・倉庫などが高く、ハイテク素材で繊維・化学・非鉄が頑強、ディフェンシブの薬品・トイレタリーも確り。バリュー株投資スタイルが本田・デンソー・洋缶などに顕著。

キューサイ1→1.5株分割へ。


00/4/12(水) 業績相場へ
日経225 20833 +310 6.82億株
店頭平均 2057 -46 1161万株

米国株が昨日同様「NYダウ高NASDAQ安」だったことで引き続き値嵩IT関連に売り先行、の一方で中低位株の水準訂正が時を追って広がりを見せました。大手鉄鋼は元より不動産・倉庫・鉄道・ガス・建設・・超出遅れセクターまで。前場甘かった日経ダウも値上り銘柄数の増加と共にシャキッとし出して、14時過ぎ辺りから225先物が上へ抜け出して現物にはインデックス買い流入、引けにかけてあれよあれよの一段高。GLOBEXのNASDAQ100が高く推移したことで「今晩NASDAQ反発」の期待が広がったのも事実ですが、それにしても予想外の急伸に面喰いました。週末オプションSQに向けての思惑とかがあったのかも知れません。東証1部の値上り値下がりは790対483。

急激に裾野を広げた出遅れ中低位物色については、「物色の柱がない」「出来高がイマイチで信用ならん」そうした指摘や、依然「所詮IT関連日柄調整の幕間繋ぎ」「IT関連でやってたマネーゲームを多少新味のある中低位でやってるだけ」なんて意見もあります。まあ兎も角も3月頭にダウが2万円台を回復する以前に始まった「敗者復活戦」がどうにかここまで来れたということです。後は仕上げと業績相場への移行でしょう。今をときめく旭硝子・板硝子・日電硝子・住大セメ・東芝・三菱電・三洋電なども元は業績上方修正銘柄です。「ITだ、いや中低位だ」なんて論争をやってると見落としてしまうのですが、Fリテイほどの派手さはなくともニトリ・住商リース・フタバ産・西松屋・ジャパン・大庄・久光など上方修正ものは着実に来ています。個別業績大事で行きましょう。

ソフトバンク1→3株、飯田産1→1.3株分割発表。光通信の大手代理店「グローバルウェーブ」自己破産申請。日オラクル上場は8000億円近い資金を吸い上げる訳ですが、超大型故にTOPIX型運用或は裁定業者にもテクニカル的なリバランス(従来の組入銘柄スライス)を強いますので注意。


00/4/11(火) ニューでもオールドでも
日経225 20522 -96 5.86億株
店頭平均 2104 -24 1630万株

値嵩IT反発も三日目で今日は一旦売りやなってところへNASDAQ急落で利食い急ぎ。それにしてもNASDAQの動揺が気懸りです。4日の大商いタクリ足でケツが入ったのでなければ結構ツラそう。今日明日でW底が確認されるかどうかです。それにしても米国株も「ニューエコノミー/オールドエコノミー」の二分法の呪縛にハマってしまった観があります。それは「グロース/バリュー」以上にイメージ的で危ういのです。どんな時代にも成長株はあって、それが今のIT&BT革命の時節故に必要以上に期待が膨らむのは分かりますが、ニューエコノミー丸ごと勝者って訳でもないでしょう。モメンタム投資のエンデュランス(耐久戦)じゃあねぇ・・・。内需が過熱し過ぎてこれから下火と観るなら、外需(グローバル)もある訳です、欧州もアジアもまだこれからなのですから。バフェットが苦戦、ロバートソンが撤収、(ソロスは日本買い、オラクルとトイザらスは日本から資金吸い上げ?)という昨今、投資の拠って立つ処を見直さないと。

日本だってそう事情は変わりません。過剰な時価総額が吹き飛んだことで反省を強いられ、「持続可能な利益成長の確からしさ」や「低PBRだが高技術力・リストラから復活見込み」を再評価している最中です。勝者の全く分からない(利益があがるのかどうかも)ネットビジネスよりも大方勝者のはっきりしているチップ・ワイヤレス・ネットインフラ。飽和した消費市場を切り取って独自の成長を遂げつつあるカテゴリーキラー辺りが買い易いようですが。ニューでもオールドでも基本はファンダメンタルズ。

「ヴァイアグラ対抗薬ユープリマ認可へ」で武田、「コダック・日本真空技術と有機EL」三洋電、「加速する選択と集中」旭硝子が高い。リストラ評価で先の西友・三越もそうだが日産・大京・大丸・コニカ。中低位の水準訂正一巡なんてまだ未達。


00/4/10(月) 決算が踏絵に?
日経225 20619 +366 5.19億株
店頭平均 2127 +65 1564万株

先週末の好地合に加えNASDAQ大幅高がフォローとなって大幅続伸。引き続き値嵩IT関連が買い直された他、中低位株も堅調。東証1部の値上り値下がりは874対366。

ソフトバンク・CTC・トランスコスモ・日テレなどがS高、NTT3社など通信株、半導体・ケータイ部品関連が高い。光通信は7日ぶりにS安配分で値がつくも完全合致は明日明後日。「ボーイングと航空宇宙分野で包括提携」の重工、「シスコとVoIPで提携」の沖電気、「サウジと共同操業」アラ石、「ベリリウム銅好調」ガイシなど好材料の出た中低位株が買い進まれた。又、光通信・WDM関連で住大セメ・板硝子・旭硝子・旭テクノ・古河電なども再び買われた。PS2のお蔭でDVDソフト「マトリックス」がベストセラーのようだが、DVDも現実買いへ走り出そう。

この処のIT投げ売りで「やっぱり収益の裏付けがないと」というのは共通感情。Fリテイリングが正に象徴的存在だが、アルゼ・良品計画・しまむら・西松屋・日立金なども続けるか。この日の上方修正&好決算はヤマダ電・太陽誘電・ホギメディ・東陽テクニカなど。マーケットが根こそぎ再評価したがっているところへ出してくる今年の決算発表(事前の業績修正)は個別でターニングポイントになるケースが多いだろう。好決算を確認してファンド筋が買い出動というのが当然予想される。(右の「業績修正一覧」ご利用下さい。)要注目である。


00/4/7(金) さあ、仕切り直し
日経225 20252 +29 5.85億株
店頭平均 2062 +70 1449万株

米株もドラマチックに出直って来たこと、ソフトバンクも連日の大商いで喫緊の投げをほぼ消化したことでIT関連にも見直し買い。全般反発で終日堅調だったが、大引けプログラム売りでダウを200円程押し下げる。東証1部値上がり値下がりは650対585。

中低位株は日産・三洋電・西友や証券・銀行株が堅調、日立金・日電硝子・TOTOなどハイテク素材、アマダ・シチズン・牧野フラといった設備投資関連が確り。IT関連もドコモ・DDI・村田・ローム・東エレク・アドテストなどワイヤレス・半導体チップ関連を中心に見直し買いが広がって大幅高、全般「落ち着いた」ムードに。

ネクステルがマザーズ上場を延期、飛島が減資、3月決算発表がメッツ・京都きもの友禅からスタート。NASDAQやIT関連を襲った春の嵐も一段落、来週からは4月相場仕切り直し。


00/4/6(木) 花散らしの雨?
日経225 20223 -239 6.77億株
店頭平均 1991 -47 1130万株

NASDAQは落ち着きを取り戻しつつあるようだが、ダメなのはこっちの情報通信関連。ソフトバンクは+4700まであってS安、光通信は5日連続S安、「最後の砦」とされるドコモやソニーまで安い。大量の信用買い残の整理、パフォーマンス悪化と解約でのたうちまわる投信に苦しめられています。勝ち過ぎたが故の悲しい敗戦処理です。引け後「ソフトバンク、連結経常赤字550億円に拡大」とのこと、大方がSBホールディングスの長期借入金の為替評価損のようですが、ネット株に対する疑心増大の時期だけにあまりにタイミングが悪過ぎる・・・。

「やっぱ、何処吹く風とは行かないか・・・」中低位にも利益確定の動きが出て反落。ムードは悪くなってバリュー投資は局地限定戦に。この日はビール3社、「ネットスーパー」の西友をはじめスーパーや三越・高島屋など百貨店、「インターネット通信子会社ブロードバンド.comにインテル出資」デオデオやファーストリテイなど専門店が買われた。個別で好業績が伝えられた日電硝子・スズケンが高く、合併正式調印と「世界で使えるcdmaOne=グローバルパスポート(端末は三洋電)」発表のDDIが買われた。東証1部値上がり値下がりは412対858。

3末までに先取りで買われ過ぎた為4月入りで反落というのはほぼ想定線。明日ダウ2万円攻防まであれば大体調整も完了するのではなかろうか。「そごうグループ、連結債務超過5300億円。銀行団に6390億円の債権放棄要請」中低位物色でもこの辺には留意したいところ。一方で「今年のGW、旅行者過去最高。海外は前年比+9.6%」と消費に明るいニュースも。ネット株崩落が中低位株水準訂正満開の桜を散らさないことを願うのみ。


00/4/5(水) NY大波乱もいなす
日経225 20462 -132 7.44億株
店頭平均 2038 -53 1379万株

ううーん、米国株が大波乱。一時NASDAQが574ポイント安(▲13.6%:勿論幅率とも過去最大)NYダウで504ドル安(▲4.5%)まであってのV字反転、出来高もNASDAQ28.8億株は過去最大。パニック売りが広がって騒然となった模様で、一応のセリングクライマックスを見た感じもしますがどうでしょうか。

東京もこれを受け売り先行のスタート。値嵩の情報通信関連が引き続き売られ軒並み安。一方の中低位株は底固い展開を見せ、三洋電・重工・日産・三菱マテなど次第に強張る展開に。又、バリュー型の物色も鮮明化してきておりリコー・松電工・デンソー・大日印刷・洋缶や大正薬・資生堂などディフェンシブ、三陽商・オンワード・東スタイル・ワコール・インパクト・しまむら・伊勢丹といったアパレル、東海上・クレセゾン・一勧など金融が高い。今週末国際投信のバリュー型ファンド1500億円の設定もあるが、「安いうちに優良ものを仕込んでしまえ!」的ムードも漂っている。「日立リースと合併」の日立クレ、「LED向け化合物半導体」のJエナジも高い。東証1部値上り値下がりは614対632と意外な健闘振り。バリュー型投資への自信の表れでは?


00/4/4(火) バリュースマッシュ!
日経225 20594 -132 7.42億株
店頭平均 2092 -122 1368万株

えっ、ダウ300ドル高?「NASDAQは過去最大の下げ349ポイント安、敗訴したMSFTがダウを75ドル押し下げながら何でやねん!」割安放置の金融株やシクリカルが尋常でなく買われたようです。あちらでも株価がラッシュし過ぎたIT関連(ニューエコノミー)のオーバーバリューが支え切れないということか。世界が同じ夢に一気に熱くなりそして冷めた。過剰なブームがバーストを経てサステイナブルな巡航軌道に戻るだけのことですが、やはりIT革命への夢と思うにまかせない収益という現実のギャップがデカ過ぎて自壊。理想買いから現実買いへ移行するまでまだ時間がかかるからということでしょう。ブームの再起へは収益を待って(勿論雑魚の淘汰も)となりますか。

東京も値嵩ネット株の崩落が止まりません。ソフトバンク・光通信・Fsasなどを大量に組み入れた投信のパフォーマンス悪化と解約対応売り、信用の投げ、日本オラクル売出しの換金売りなどが他のネット情報通信関連株を道連れに波状的に広がりました。前場は中低位大型株や優良株でバリュープレイを楽しむムードがあったのですが、後場からはさすがにネット株崩落に引きづられ・・・沈黙。しかし大崩れしなかっただけのタフさは大したもの。東証1部の値上り値下がりは638対616。

収益への信頼度の高いトヨタ・武田・山之内・花王など横綱銘柄や銀行・証券株が高く、低位では鉄鋼・電力・造船株も確り。ゲノム絡みで宝酒造・島津・オリンパ、インフルエンザ診断薬のニチレイ、次世代プリント基板のイビデン、LEDの大同特などが個別で買われた他、割安感の強いリコー・本田・フタバ・ブリヂストンといった優良銘柄にも見直し買い。ネット株に後ろ蹴りを食らいながらバリュー投資への自信を深めて行けるかどうかですね。


00/4/3(月) 懸念を一呑み
日経225 20726 +389 6.96億株
店頭平均 2214 -52 1214万株

MSFT和解交渉決裂&NY株不穏、円高ユーロ安、光通信に続いてNTTデータも下方修正、NTT&ドコモの接続料への外圧、自由党連立離脱・小渕首相脳梗塞で退陣への政局不透明、日銀短観・大企業製造業DI5期連続改善もサプライズなし・・・売られるか見送られるかの週明けと誰もが思っていたのではないでしょうか?実際先物は小安く始まり、光通信・ソフトバンク・NTTデータは売り気配だし、やっぱりと思ったのも束の間、みるみる相場が締まって行く・・・おいおい・・・こりゃあ強いぞ!名実共に4月相場入りして需給が押し上げました。東証1部値上り値下がりは764対500。

主役は依然中低位の大型株。鉄鋼・非鉄・化学・繊維・紙パなど素材系から建設・住宅・不動産・銀行、「設備投資の復調」を囃して機械株まで幅広くバリュー型投資歴然となりました。三菱マテは引き続きですが、「液晶1000億投資」の東芝、「太陽電池大増産」の三洋電機、「WDM向け世界最高出力半導体レーザー」の古河電、「欧州でトリウムブランドケータイ好調」三菱電、「ネットビジネス参入」日立線、「ゲノム検査の新技術」オリンパス・・・好材料の出たものには素直に買いが入る好地合。やっぱり光通信や半導体・ケータイに絡むような素材系が堅調です。大東建・積ハウス・S×L・ハウス・旭化成・積水化・クボタ・トヨタなど住宅も軒並み高。

低PER低PBRで何かこの先収益ブレイクさせそうな材料があるものを・・・と取っ掛かりを見つけながら次々と底這いから浮上へと底上げが進んでいます。脇へ行けば行くほど「噴いたら終い」の短命型になりがちなのでご注意を。ただ、長らくの二極化相場の後だけにみんな心のどこかで「こんな銘柄本来買われるはずがない」なんて思ってますので、ブレーキを踏みながら買ってます。お蔭でなかなか過熱には至らないのかも。


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筆者
弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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