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00/5/16(火) 見切り発車か
日経平均 17551 +237 6.78億株
店頭平均 1944 -18 1087万株

薄商いだったとはいえNYもNASDAQも大引けにかけ先物から急伸。今晩のFOMCを待たずに見切り発車の格好。0.5%利上げで打ち止め感が出るのか出ないのかはっきりしないが、ともかくもイベント終了!のスッキリ感を先取りした感じ。東京も小高く始まって概ね確り。「宮沢蔵相から300万円(中村喜四郎被告)」「日本は天皇中心の神の国(森首相)」などへ気懸りもあったが、昼休みの立会外取引で700億円の買い決め(公的資金?)があったことから後場から堅調。中低位株も値嵩IT株も双方買われて車の両輪。東証1部値上り値下がりは756対505。

決算相場の色彩は色濃く、好業績の確認されたものからの物色は三洋電・大同特鋼・沖電気・商船・東芝タンガなどの低位株、またパイオニア・キーエンス・アンリツなども高い。何度も口はばったいが、「IT革命を支えるキーデバイス」でチップ(半導体)ワイヤレス(ケータイ部品)オプティカル(光通信)関連の出遅れ循環物色が柱で、その他のセクターも「決算を見てGO!」といったところ。設備投資関連の産機・工作機・工具といった辺り、或は不人気自動車周辺産業の見直しも急。はっきり言って百花繚乱の物色で、出遅れ修正の輪を外へ外へ拡大している。この物色の広がりは永らくの二極化相場で市場が忘れていたものではないだろうか?一握りのみを狂おしく買い上げた不均衡相場からかつての裾野の広い相場への回帰がくっきり。どうやら一皮むけつつあるようだ。日経平均に寄与度の大きい値嵩ハイテクも大幅高、オラクル・CTC・日テレなどはS高。引け際減益決算からコナミが急落。

ネット証取、25サイトに不正行為の疑い (NikkeiNET)


00/5/15(月) FOMC待ち
日経平均 17313 -44 5.89億株
店頭平均 1963 -5 960万株

先週末の米国株も伸び悩み、やはり16日のFOMCを前に動けなさそう。0.5%利上げは織り込み済みとは言え、その先の追加利上げの観測とそれによる株価の変動がちょっと読み難い・・・といった感じ。週明けの東京もやはり同様に様子見。NASDAQのとばっちりは避けたいと値嵩IT株は上値が重く、中低位の物色が引き続き。

造船株・資源株(石油・非鉄)などが物色された他、富山化・ヤクルト・田辺薬・アサヒビール・ライオンなどディフェンシブが高い。前にも書いたが「ITで浮上する素材系」では3フッ化窒素の関電化・ウェハのトクヤマ・チタバリの堺化・伸銅品の三菱伸銅・日立電線・同和鉱、ワイヤレスの三菱マテ、光通信関連の旭硝子・住大セメなどが蒸し返し。小型ハイテクでは好決算の日電波からキンセキ・アンリツ、電子材料で稲畑・長瀬。設備投資の回復で機械セクターも個別に賑わう。物色は多彩ながら全般はやや腰が引け気味。好決算の東芝タンガ・山武がS高、決算悪の本田技・アスキー・ユーシン精はS安。東証1部値上り値下がり737対547。

オラクルが1→1.5株、楽天が1→8株分割を発表。


00/5/12(金) NASDAQ頼み
日経平均 17357 +475 7.29億株
店頭平均 1968 +43 971万株

4月の米小売売上が前月比▲0.2%(1年半ぶりの前月比マイナス。それでも前年同月比では△9.7%ということからは誤差みたいな減速だが・・・)となったことでインフレ懸念が若干後退、金利締め上げに怯える投資家心理に曙光。羨ましいような「景気減速期待」とでもいうのか、NY・NASDAQ株共一斉高。東京市場はこの「NASDAQ一旦底割れ回避!」から買い安心に包まれ、売り込まれ過ぎた先物・値嵩IT株・証券株に一気にショートカバー流入。懸念されたSQもほぼ食い合いで無事通過。日経平均先物はCME450円高を受け、480円高から始まって昨日の長陰線を飛び越す。尤も寄り高からは終日もみあいに。東証1部値上り値下がりは936対301。

リターンリバーサルから値嵩ITが大きく値を飛ばし指数をカチ上げた訳だが、それらは機関投資家が既にオーバーウェイトで保有していることから、ヤレヤレの売りも出て来る。物色の中心はやはり中低位。三洋電(引け後好決算発表)が出来高首位、太平金・日産・東芝などが活況。「バリュー投資」も鮮明で松電工・味の素・ガイシ・ヤマ発・大日印刷・伊勢丹・アサヒビール・大東建託などが高く、「ニ番手銘柄」への物色もコニカ・ケンウッド・ダイハツ・科研薬・サンケン・洋ラヂなどに盛ん。大きく化けたものを避け、「手垢のついてない(相場の無かった)銘柄から好業績や材料性でピックアップ」に腐心してる様子。物色は着実に裾野を広げている。一握りだけをカチ上げてとてつもないシコリを作ってしまったことへの反省からのバランス感覚だろうか。翔泳社に続いてラウンドワンも1→2株分割発表。

1-3月の機械受注は△4.9%で3期連続のプラス。月例経済報告の景気判断もやや前進。6月10日頃発表の99年度GDP成長率も政府公約△0.6%から上方乖離必至。決算発表も悪くない。メリルの日本株投資比率引き下げ、米FOMCが16日、MSCIの日本株インデックス(現在296銘柄)の銘柄入れ替え発表が17日とか(未確認)。そして6月25日総選挙。株高を経済再生・景気回復の証とした小渕前首相が倒れて1ヶ月余、日経平均もそれに殉じた訳ではないのでしょうが・・・それにしても「来年四月源泉分離廃止、先送りせず」「ゼロ金利解除へ」「全業種へ外形標準課税」とか政治が株安なんて忘れたように油断しているのが気になりますね、ホント。


00/5/11(木) ダメ押し
日経平均 16882 -819 5.87億株
店頭平均 1925 -83 981万株

昨日の500円幅の切り返しと引け味の良さから「(何事もなければ)今日は当然買い気配スタートから大幅高」と多くの市場人が思っていたはず。ところが何事かあってしまった・・・これに尽きる「NASDAQ急落・底割れ懸念台頭」。1ヶ月前に底が入ったはずのNASDAQが相次ぐ好決算にも反応出来ずに売り材料探しに躍起になっている。マイクロソフトの分割、シスコの高PERへの懐疑、モトローラ格下げ、インテル欠陥製品、IBM低成長・・・。ネット株のバカ騒ぎなら兎も角、多くの投資家の主戦場であるIT株投資自体が不安がられている(しかし、それ以外にどこに成長セクターがあるのだ?成長株投資を放棄しろとでも言うのか?)だけに厳しい。NASDAQ指数は200ポイント安の3384で、4/14の3321・4/17ザラバ安値3227に接近、底割れか反発か。多く日本人が指摘するのは3月以降のNASDAQと90年初からの日経平均のチャートの相似性・・・(あれを想起するととても元気出ない→日本株も売りヘッジしとかなければ)。

日経平均先物はCMEで17545円(大証比195円安)だったが、こちらでは売り気配スタートで昨日の安値17380円をいきなり下回るの17260円(480円安)寄り付きで下放たれ。「SQ売り長、NASDAQ危機」の為買い物は入りにくく、昨日のように切り返し出来ないままズルズル終日軟調、15時前にはS安まで。「ヒッデー・・・」ディーリングルーム内も呻き声がそこかしこで。値嵩IT株も売られっぱなしでソフトバンク・オラクル・CTC・ベル24・村田製などがS安、4月第2週のIT大整理さながらの様相でまたしてもNASDAQ待ちに凍てつくマーケット。東証1部値上り値下がりは258対994でほぼ全面安。高かったのはわずかに電力・ガス株、最後の出遅れ保険株、アサヒビール・日清食・富山化・田辺薬などディフェンシブ、シームレスパイプ事業を新日鉄と統合の住金など。買い安心を求めた結果だろう。

日経平均をめぐる論議については、宮沢蔵相も「指数の連続性に疑問、急落で日本の景気腰折れと取られては困る」とコメントしてましたし、日経独り勝ちをよく思わない新聞社や週刊誌なども騒ぎ始めバッシング合戦へ。急落の説明が一通りつけば「知ったら終い」になるでしょう。


00/5/10(水) やれやれ
日経平均 17701 -143 5.54億株
店頭平均 2009 -54 1082万株

ここ二日続いた日経平均からのヤラレ相場が一段と加速、「やってられんがな、これじゃあ」の厭戦ムードが充満、個別物色の気力も失い中低位株にも利食い売り、勿論値嵩株も叩き売り、異常に弱い日経平均先物にみんな目がクギ付けに。日経平均への不審、週末SQへの不安もピークとなった後場、転機が訪れた。連日の弱地合からたまる一方のヘッジ売り、悪乗りの売り仕掛けも目立っていた日経平均先物が17380円(420円安)まで入って次第に底固くなってくる・・・17500円の攻防・・・S安まで入っていたソフトバンクが買戻しから静かに浮上し前日比変わらずに接近、それに遅れて同様に売り込まれたCTCや日オラクルなど値嵩IT株も浮上。先物が上伸しはじめると段々現物株にも押し目買いが加速、設定しながら買いを見送ってきた投信も打診買い。大引けにかけては「買わなきゃ」ムードが広がって先物も前日比70円高まで。日経平均の上げ底修正もほぼ峠を越したのではなかろうか。悪玉日経平均の呪文さえ解ければ水準訂正も可能だろう。東証1部値上り値下がり695対524。

石川島・川重・重工など造船株が大幅高。2度目の上方修正発表の太平洋金や三菱電・旭硝子・アサヒ・コマツなどが高い。上方修正の高砂電・未来工・鳥羽洋行・武蔵精密が大幅高、「無線LAN装置急拡大」でメルコ・アドテックも個別に物色された。決算を確かめながらのバリュー投資が出遅れ銘柄を順次底上げして行く展開が続くだろう。米シスコの決算は予想を上回りNASDAQも落ち着いて来よう。

株譲渡益、「源泉」廃止予定通り・自民税調については浜の助さんも書いてますが、東証正会員協会の提言を支持します。


00/5/9(火) 認識ギャップがチャンス
日経平均 17844 -355 5.08億株
店頭平均 2063 -55 1429万株

「世界のIT株の大本命?」シスコがバロンズ誌にその高PERの正当性について疑問を呈され急落、NASDAQも急落。東京もただでさえ値嵩IT株売りに傾きかかっているところでテキメンに売り急ぎに。ソフトバンク・光通信・ベル24・CTC・日オラクル・トランスコスモ・アドテストが軒並みS安。4月のIT大整理を経て「日経平均に値嵩IT株大量採用」とソフトバンク分割とでリバウンド局面入りしたが、やはり一本調子で戻るものではないし、かつての熱気そのままに再現出来るものでもないのは当然。今はやや保守的なバリュー投資の範疇での「ITで飛躍!」株探しがメイン。「NTTコム、米ヴェリオ買収&ドコモ、KPNモバイルへ出資」「99年PC出荷994万台、カラーTVを抜く」「松下&MSFT、デジタル家電完成」「北米でデジカメが銀塩写真を抜く」続々のニュースも反応出来ず・・・。

それにしても日経平均の危うさよ。採用の値嵩上位が五つ六つ売られるともう立ち上がれない。新規採用が発表された段階で「この指数はとんでもない」と危惧したが、正にそのままその悪夢じゃない現実に打ちのめされている。この日も東証1部の値上り値下がりは594対622で大体五分。低位が買われても平均の寄与度から全く見えず埋没してしまう(中低位バリュー株で攻めておられる方は今の相場がそれほどヒドイと思ってはいないはず・・・寧ろ日経平均が安い分だけ余計に勝ってる気分だろう)。新日経平均になってはじめてのSQが週末来るが、20-30万株の売り長予想というのが概ねの認識のよう。日経平均の上げ底分の修正ももう一下げあればで十分ではないか。

「225にもNASDAQにも左右されにくい」内需株物色、電力ガス株が堅調で他に不動産・薬品・繊維・化学などが確り。個別で「4月受注が過去最高」のヒロセ、「ソニーがDVD-RWの方式を採用」でパイオニア、業績回復のカシオ・住友鉱が買われた。3月の景気動向は「40ヶ月ぶりに先行・一致・遅行の3指数が同時に50%超」にもこの日は反応できなかったが、16日の米FOMC利上げで米株動向如何の方が気になる?決算発表&業績修正も粛々と。高砂電が上方修正と1→1.3株分割を発表。


00/5/8(月) 日経平均がミスリード
日経平均 18199 -239 5.09億株
店頭平均 2119 +32 1268万株

さあ、5連休明け。5日も空けば材料は一杯あるし、買いたくてウズウズしてた人も多かったのではないでしょうか。確かに出遅れ中低位内需株を中心にかなり強い展開でした。ただ、日経平均先物が「どうなっとるんや?」というくらい弱く、日経平均新規採用30銘柄の内東京エレク・TDK・DDIなど18銘柄が下落、おまけに大和がレーティング引き下げのソニーやキャノンが安い為、ハイテク値嵩株に利益確定売りが広がりアラララホニャララ・・・GLOBEX安だったとは言え情けないほどあっけない。「上げ底日経平均」の現実に引き戻されてしまいました。東証1部値上り値下がりは760対501。

日経平均は迷走して「値嵩売りの低位買い」「内需好業績買い」の旗色は歴然。引き続き三菱電・三洋電・沖電気・旭硝子・リコーが買い進まれた他、業績改善のコマツ・旭化成・ダイハツ、三菱マテ・日産・重工・物産・東レ・丸紅・帝人・三井不などが強張る。「DVDプレーヤー増産」(先にPS2がDVDソフト「マトリックス」をベストセラーに押し上げ、PCへのDVD標準搭載も進みやっと本格離陸か)でパルステック・セーラー・ユーシン精機・三協精・アルメディオ・カワタなど一連のDVD関連が高く、「I LOVE YOUウィルス」(連休中で日本は被害軽微)で日新電・東陽テクニカ・トレンドマイクロ・バーテックス・IDなども高い。手掛かりもあって物色意欲も旺盛。

NASDAQジャパンが6/19スタートへ。オークネット東証1部上場へ。


00/5/2(火) 戦士の休息
日経平均 18439 +36 5.31億株
店頭平均 2086 +36 1183万株

昨日の大幅高の余勢にNASDAQ高のフォローを受けて一気に18500円を回復、も更にその上を買う向きはいずもみあいに。この処設定された大きめの投信も実はフェイント程度にしか買っておらず、本格組入れはGW明けから。大引け直前にドイチェ証券から三菱電・NEC・富士通・NTT・NTTデータなど人気の一角にプログラム売り、シュン。尤も続伸には違いなく先高期待はそのまま。東証1部値上り値下がりは723対556。

それにしても東芝・日立・三菱電・三洋電といった1000円内外の主力ハイテクが大賑わいの上、スクリーン・アドテスト・キャノンなど半導体関連が引き続き買われ、好業績ハイテク商社の東陽テクニカ・日商エレク・日ビジコンなども高い。「精度10倍のGPS」でソキア・トプコンが確り。店頭平均は昨年10/27-11/12以来の10連騰、新規公開もので楽天・インテリジェンスは急伸、トイザらス・テセック・タカトリが新高値、上方修正ローツェ・ダイトエレク・マイクロニクスなどやはり半導体関連が高い。

今週末は米雇用統計、インフレ懸念にまた一喜一憂するのか?グリーンスパン議長は「(利上げは)単一指標では決められぬ」と予防線。GW明けから本格化する決算発表、ピークはダブルトップで5/19と26。「5日も休めば(改めて株を)買いたくなるって。だって安いんやもん」なんて声も。225入れ替えに翻弄され訳が分からなくなった向きもやがて帰ってくるでしょう。ネガティブ要因は半年前発行のEB債の株券償還続々でしょうか。


00/5/1(月) 好業績がIT株をプッシュする(でしょ)
日経平均 18403 +429 5.84億株
店頭平均 2049 +21 1058万株

通勤電車も空いてる連休の谷間、NASDAQ高もあったが、ソロスの日本株売り懸念(ああいう発表は大概売ってしもた後なので杞憂なのだろうが)もあってぼんやり始まりもみあい。確かに売り物も薄いが買い手もいない・・・「ディーラーしかおらんのとちゃうの?」先週末決算を終えた主力ハイテク株が買い進まれてだんだん締まってくる相場。そして後場から用意ドン!年金か投信辺りの買い出動ですわっ、昨日書いたが正に真空地帯を駆け上がる展開に。明日設定のパートナーズ投信「スタイルセレクト」が2000億円集めた(募集はつばさ証券)ことも心の支え。東証1部値上り値下がりは1088対231とほぼ全面高。

一気に買い直されたのはやはりIT株。東芝・富士通をはじめ主力電機株、アドテスト・新川・ロームをはじめ半導体関連、日電波・村田をはじめケータイ用部品株、日立情報・CTCをはじめソフト株、ドコモをはじめ通信株が一気に。同一セクターの好決算発表が正に「号砲一発」の趣きで非常に分かり易い動き。まあ連休の谷間・需給のエアポケットを突いた形で大仰なことは言えないまでも、「ちょっと買えばこんなもの、いつまでも安くは買えない」と知るだけでも十分。ソフトバンクは2日連続S高一文足らずながら8連騰、光通信も大幅続伸。大型株優位の展開であんまり話題にもならないが店頭平均は9連騰。

好業績が下支えするNASDAQ同様の動きになってきました。新日経平均はまだ一悶着あるのでしょうが、ボトムアップ運用からすればまだまだ買いチャンスのようです。決算大事個別大事で乗り切りましょう。


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弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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