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00/10/31(火) 煮え切らず
日経平均 14539 +75 5.66億株
店頭平均 1388 -25 1162万株

米国株はオールドエコノミー物色で依然ハイテクは不穏。東京もいつまでも底打ちしなさにシビレを切らした向きからの投げがやや嵩んでは来たが、指数ベースでの大幅安には至らず。ドコモ・ソニー・ソフトバンク・東芝・NECなどが安いものの、好決算の日産・松下が吹っ飛び「全くダメってことでもないみたい・・・」と安堵の声。ザラバ131円安の14333円まであったが、月末要因や投信設定(4本276億円)などもあって後場からは年金・投信などの押し目買い、大引けはドレッシング買い。東証1部値上り値下がり448対799。

大幅安する個別を尻目に「指数は案外下がらない」妙な感じ。反転のパターンとしては「下げては小戻し下げては小戻しでネチネチ」よりは「ドカンと下がりガーンと戻る」短期決戦の方がスッキリ感が出易いが・・・とかく思うようにはならぬもの。底値は概ね14000円攻防がエエ処じゃないか?というのが市場コンセンサスのようだが、気にされてるのが日経平均リンク債で14000円に近付けば近付くほどヘッジ売りニーズが沸いてくるというのと、外人不在のまま年を明ければ再び時価会計移行に伴う持ち合い解消売りが嵩むのでは?という先読みから「戻りもたかが知れてる」と。地味な戻りを堅実に取るということなのか、物色も外人持ち株比率の高くないハイテク以外の方がベターという選択もあって(あちらのオールドの真似でもありますが)、薬品・資源株・不動産・非鉄素材などが好人気。強弱とも煮え切りませんなあ・・・。今晩のNASDAQ、妙にドレッシングが期待されてますが←ハイテク・リバウンドの契機として。

決算について「ポジティブサプライズが少ない」なんてのたまう人もいるようですが、これまでが史上空前の上方修正ラッシュやったんです。上方修正してもサプライズは一瞬でIT大整理に飲み込まれて全て「織り込み済み」で片付けられた悲劇。アナリストがこぞってフォローする主力株は上方修正を既にしており、四季報に更に良い数字が書かれてますんでそれを更に上回るのは余程のこと。高いハードルを更に高くして、決算見てサプライズなし・先行き懸念で格下げ・・・素晴らしい決算をこんな風に評価するのは市場の勝手です。強烈に伸びてきた半導体だってファーストリテイだって更に一段と成長が加速するなんて考える方が非常識なんですけど・・・。期待も不安も野放図に拡大しそれが故に自壊する、それが相場の本質のようです。


00/10/30(月) 緊張感こそ
日経平均 14464 -117 4.29億株
店頭平均 1413 -14 1007万株

買い手不在で売るきっかけ探しだけの相場になってます。決算が上回った三洋電もミートした東芝・NEC・ソニー(サターン安売り・リチウムイオン電池リコール)も売られる・・・決算が良くても格下げで売られるんでは「だったら何をきっかけに買うんや?」とみんな頭を抱えた状態です。反転のきっかけを掴むにはもっと売られ過ぎることしかないか・・・奈落が見えたような。米国株はGDP統計第3Q△2.7%(予想△3.6%)で「景気減速確認から11月FOMCではバイアスを中立へ変更?」で金利敏感などオールドエコノミーが確り(ハイテクはやや遅れがち)と落ち着き出しており、日本株もいよいよ外部要因でなく内部、それも需給そのものと向き合う展開に。オーバーシュートでどれだけ危機感緊張感を喚起出来るか、正念場でしょうか。下方修正CSK・セガ・アスキー・昭文社・エクシオS安。東証1部値上り値下がり547対706。消去法的にディフェンシブということで食品・薬品の一角が高い。

まだまだ世間的には「株がまた安いらしい」くらいの危機感しかないんでしょうけど、現下は2年ぶりの大ピンチ。もう一度2年前に遡って「如何にして凌いだか」知る必要があるでしょう(ピンチはいつもどこか似たもの)。四季報の後ろの方に「株価金相場」という頁があって日経平均の月足が見れますが、バブル崩壊後の最安値が98年10月9日12879円、明らかに買い転換したのは翌年3月の15000円突破時というのが見て取れます。10月11月の相場がどうだったか、当時の四方山(右下にバックナンバーがあります)をざっと見てみますとそれはもう相当危機的で(1)金融不安と信用収縮(2)業績下方修正の嵐(3)エマージング危機とヘッジファンド破綻で世界的に大激震。10月初めにヘッジファンドの銀行株売りでさくら銀165円富士銀252円まで入っています。落ち着きを取り戻す過程は「銀行への公的資金注入決定で行き過ぎた金融不安が失せ、銀行株が買い戻され日経平均が戻り、個別でいい処探しが始まって(ドコモのIPO、ソフトバンクなどインターネット相場スタート)、需給・割安・将来性のトリプルメリットから新規公開株フィーバーが沸き起こり、日経平均離れと店頭・小型株ブームへ、(NYダウは11月下旬に早くも新高値奪回)」。翌年3月ブル相場に入っていったのはPS2の発表の頃。

ズイブン昔のことのようですが、つい2年前なのです。先の225入替で日経平均は2000円以上無意味に押し下げられていますんで単純比較は出来ませんし、値嵩株(それだけで下げ余地大)の異常な下げ寄与も以前のおっとり指数ではありません。ただ何と言っても、あの頃の「もうダメか?」には今は決定的なほど遠いとは言えるでしょう。ある意味単に株が安いだけ(勿論株安は金融機関を追い詰めますが)。ミクロ・マクロのファンダメンタルズが歴然と違います。生保の破綻や大型倒産が続きますが、「潰しては共倒れ必至」からは脱しています。景気・企業業績のピーク感・再下降懸念というのはありますがやや先読みし過ぎのきらいあり、むしろ株安がそれを現実化してしまうことの方が懸念されます。当時金融危機を脱したのは曲がりなりにも政治のリーダーシップというのがあった訳で、今それが無いことが日本丸迷走?という余計な不安を抱かせてます。雪だるま式に膨らむ不安感ですが、実体から乖離し過ぎたことにやがて気付くと思います。リバウンドはまず売られ過ぎたものから、落ち着いてからは好実態割安なものといういつもの順番でしょう。


00/10/26(木) 自縄自縛
日経平均 14582 -276 5.07億株
店頭平均 1428 +7 1311万株

NASDAQが3081p(▲148p)まであって△42pの引けと切り返しやれやれ、引け後JDSU好決算ということでハイテク・オプティカル見直しへ流れが出来るか・・・に見えた東京でしたが、「寄りからたった30分」で終わってしまいました。先物で15000円タッチ現物で14989円(△131円)まであってそこからダラダラ敗走を重ねマイナス転落、後場一段安。16日・19日同様の仕掛け失敗、「誰もついてこない」・・・重症やなあ、これは。一体何が突破口で反転出来るのか、見当もつきません。尤も裁定売り・値嵩ハイテク狙い撃ちで日経平均を押し下げたい意図もミエミエ、日経平均リンク債絡み?のテクニカル商いが買い板の薄い中をハマっただけの感じもします。それにしても買い手不在が深刻なのは変わりません。東証1部値上り値下がり428対883。

元凶としては「ソニーショック」なるものが指摘されてましたが、決算にサプライズはなくゲーム不振は周知のこと。「富士通未達」だって大手5社中唯一上方修正出来なかった時点で分かり切ったこと、IBMショック時にもそれを納得したはず。「TDKの下方修正懸念」だって冠水なんてずっと前の事故で一時的要因。「三洋電気の欠陥ソーラーに続く欠陥大型冷蔵庫」には多少まいったなぁってのはありますが、デジタル・デバイスへ傾斜で好決算、二流家電メーカーからの脱却は歴然。野村が民生用エレクトロニクスを格下げしてますが、海外ハイテクのウォーニングと一緒に下げて来て、ここから遅れ馳せの国内ウォーニングで下げては2倍下がることになる理屈が適正なのかどうか。バリュエーション(割高割安)からすれば株価が上がれば「格下げ」、下がれば「格上げ」が普通のはず。相場の理性たるべきアナリストが下がっても上がっても「もっと!」と言うだけの提灯つけで良いものかは。結局、NASDAQが決算前でビビってたようなのが再現されるだけか。決算発表も増えて来て、この日はそれに先立つ業績修正ラッシュ。一喜一憂も止んぬるかな。

千代建・ダイエーが急落、飛島・長谷工が安値ツラ、市田・フジタ・青木が新安値と信用不安も根強く、CSKグループの決算も厳しい。中川官房長官辞任、政局も混迷(森首相が辞めれば相場が暴騰するとの説も)。相場も落とし処を掴みあぐねて迷走。そこら中が「持ち場をきっちり死守しない」モラルハザードの世紀末の風景。悲観の中で、我等こそは誰の所為にもせず嘲笑もせず、独りリスクと向き合い栄光の果実を求めるとしましょう。


00/10/26(木) 底打ち期待
日経平均 14858 +17 5.40億株
店頭平均 1421 -26 1330万株

NASDAQが▲190pとノーテルショックが直撃。これであちらも成長プレミアムを付けまくっていた「ネット→半導体→オプティカル」撃墜と相成って、高PER修正の下げ最終との説明も。それにしてもこのところの「たった一銘柄で世界の株式相場が震撼させられる」状況はあまりに異常、共振を利用して恐怖のルツボに叩き込むヘッジファンドなどの投資戦略がハマリ過ぎなのでは?ネット株もそうだったが大勝はじきに大敗になる世の倣い。

当然、東京もハイテク・オプティカル中心に投げから。古河電などオプティカルは外人実弾売りも昨日からで結構出るが、それ以外はこれだけ下がった相場、もう投げる玉も目先筋の買い下がり玉くらいでたかが知れたもの。昨日S安で1000万株以上売り残した三洋電機ですら50円安で寄って反転。朝安で19日の安値14811円をブレイクして14577円(▲263)まであったが、そこから先物主導で切り返し。後場からは先物次第高にだんだん我慢し切れなくなり値嵩ハイテクなどに押し目買い流入、久々に買い気が盛り上がり「自律反転気運」出た。東証1部値上り値下がり684対572。

「NTT申し込み日の為のPKO」なんて冷めた見方もあるが、NAS安(GLOBEXは反発していたが)・外人売りにも刃向かったのは久々のような。重く垂れ込めていた暗雲がうっすら薄らいだ感じ。出来れば14000円台前半までのダメ押しがあれば良かったが、昨日書いたように「売りが嵩んで引っくり返った」のは上々。明日が大事、継続性が肝要です。何と言ってもグロース系の優良ハイテクがバリューで買えてしまうご時世、決算を見て改めて「何でこんなに安いの?」となれば。チップ・ワイヤレスのリカバリ、デジタル家電再評価。寄らば大樹・長いものに巻かれろで異常なまでに米株と連動性が強まってしまったが、そろそろ株価の決定権を奪回しないと。ピークアウトの国とテイクオフの国では相場の老若は違う。TOPIX上昇第二波入りへの最低条件だろう。今日はPS2が米英上陸、初期出荷少なく「もっと売ってくれ」狂騒とか。


00/10/25(水) ダメ押し
日経平均 14840 -307 4.68億株
店頭平均 1448 -24 1208万株

米株はナショナルセミコンがウォーニングで半導体関連安、オプティカルもコーニングが売られ引け後ノーテルショックの鉄槌。GLOBEX安の中始まった東京も逆らえないムードながら前場は15000円を挟んだ展開でどうにか持ち堪えたが、そこまで。後場に入ってディーラーの見切り売り嵩み一段安。

深刻だったのは直近相場のヒーロー古河電・三洋電が共にS安。前者はノーテルショックが直撃、後者は欠陥ソーラーで社長退任。半導体でヤラレ、NTT換金でヤラレ、更にオプティカルでヤラレで「そして誰もいなくなった」か。決算悪の富士通電装・森精機・OLCもS安するなど悪材料には敏感。高株価の裏付けなさに売られて来たネット株、昼間に伝わる「リキッドオーディオ前社長、監禁暴行容疑で逮捕」に失笑。東証1部値上り値下がり363対895。

安い故に案外人気で公募売出し分を確保出来なかった向きがツナギ売りを踏まさされた?なんて話もあったがNTT100万円回復。引けにかけ小緩んだとはいえ松下・ソニー・東芝・京セラなどは確りで些かなりとも曙光は見えた。好業績のNOK・大京・バンダイ・テレ朝・ファーストリテイ・HOYA高い。悪材料ものへは容赦無く売って来るが、それ以外へは板が薄い分妙な安値は付けるが売り圧迫はさほどではない。売りが嵩んだところで引っくり返るダメ押し局面近づく。


00/10/24(火) 低地トレーニング
日経平均 15148 +50 3.84億株
店頭平均 1473 -4 918万株

一段と商い細り、出来高3億株台。NTT公募売出しの為の換金売りは昨日まで、正に酸欠そのもの。「吸っても吸っても酸素が来ない」のは高橋尚子の高地トレーニングだったが、酸素の薄い相場のこの低地トレーニングでも鍛えられるか・・・。仕掛け損ムード強くヤル気に乏しい市場ながら「NTT申込26日まではPKOで支える」が共通感覚、売り急ぐ向きも少ない。強張っても日経平均だけ、あとは寄与度の高いアドテスト・松下通信など一握り。「DSL参入妨害の疑いで公取委調査」のNTTは大幅売長で始まったがどうにか呑み込む、代わりにNTTのドコモ持分に着目すれば「NTT買いドコモ売り」とでも思ったのか、ドコモが売られTOPIX安、日経平均サポートもやや腰砕けに。東証1部値上がり値下がり637対601。

「もっと酸素を!」という訳ではないが日本酸素がS高(大和がレーティングA)、川鉄と経営統合が伝えられたNKKや優良子会社富士ゼロックス買収のフイルムが高く、好業績でNOK・住不販・HOYA・ホギメディが確り。光通信・ソフトバンクは反発もCSK・セガ安い。売出しを嫌気してヨーカ堂も売られた。こういう地合ですからやはり「決算待ち」を口実に様子見を決め込む向きが激増中。低地トレーニングの間にターゲットを絞り、「人より半歩早く」ってことだけは心掛けたいものです。そうそう、シーガイアピンチ・ハウステンボス苦境でも独り勝ちかって思われてたOLC(TDL)も赤字転落ですか。

(追加)「決算発表スケジュールを教えて下さい」メールが激増していますが、日経のサイトに見つけましたので右上にリンクを張っておきました。投資レーダーさんの処にももう少し詳細までのものがあります。あと、24日付けの日経金融新聞に見開きで載ってますのでキープするのも手です。


00/10/23(月) 不安なんて
日経平均 15097 -100 4.36億株
店頭平均 1477 -7 948万株

底入れしたんなら3連騰くらいは軽く放り出してしてもらわんとアカンのに・・・早速の反落、しかも閑散。まだ支点が定まらんゆーことですね。マーケットには不安がテンコ盛り。

(1)需給不安・・・NTT公募売出しの巨額吸い上げ、換金売りされるドコモ・ソニー・ソフトバンク個人御用達三羽烏、IPOのボロボロ。NTTは急落して97.9万円、引け後公募売出し価格は3%ディスカウントの94.9万円で決定。更にヨーカ堂がこのご時世で759万株もの売出しとか。(2)信用不安・・・千代田生命・協栄と続いた破綻、銀行も余力なし、外人投資家も警戒。次なる倒産探しでビクビク。決算発表接近の光通信がS安で1980円。CSK・セガも売られた。(3)業績不安・・・下方修正角川・タイトー・UアローズがS安、NYの受け売りではないが些か業績不安が頭をもたげて来たか。ホントは上方修正の方がはるかに多いのだが、悪い方には過敏に反応し易い。ザラバ中の決算・修正発表も多くなってきてやや戦々恐々。「決算待ち」ムードに流され易くなる。(4)外部不安・・・米国株は一気に戻り過ぎて達成感も。中東情勢も依然不透明。(5)政情不安・・・国会空転の次には長野知事・東京衆院補選で政党政治へNO!、官房長官(右翼幹部)とか首相(拉致問題)とか・・・。大体こうやって理路整然と下がる理由を整理できれば下げも最終なんですけどね。そんなのは大方織り込み済みって。漠然とした不安は取りつくしまが無いが、はっきりした不安はたかが知れてる。不安のダメ押しはツッコミ買いチャンス。

物色の方は古河電・住友電・フジクラ・板硝子・アンリツ・航空電子などオプティカル(光ファイバー/WDM/光デバイス)一色。上方修正セ硝子・NOK・ヤマハ発が大幅高。値嵩ハイテクはまちまち。東証1部値上り値下がり468対766。


00/10/20(金) 一難去ってまた一難
日経平均 15198 +387 5.27億株
店頭平均 1485 +13 1092万株

NYダウ△167ドルNASDAQ△247と米国株相場が急伸(ブラックマンデー13周年)、東京もさすがに出遅れ感が強まって反騰、月曜・木曜の買い仕掛け失敗の後の「3度目の正直」となった。売り込まれ値嵩ハイテク・通信株の猛反発、オプティカルに再度買い直し、証券株も高い。「ヤレヤレ、最悪期はどうやら脱せそうやな」安堵感が広がる中、「協栄生命破綻」伝わり売られるも押し目でどうにか凌いだ。東証1部値上り値下がり978対310。

それにしても千代田生命破綻がつい9日のこと、どうにか延命させてきた地雷原が炸裂連鎖してます。(千代田破綻時「生保では最後にして最大」って書いたのは私の不勉強で、元大手8社と言われた千代田も中堅の協栄以下にまで痩せ細っていたんですね・・・ウッカリしてました。)信用不安とやらも構造改革のコインの表裏、焦げ付きが懸念から現実になってこの国の金融セクターが持ち堪えられるか、越えねばならない試練です。株安で含み益も底をつきかかってますんで、尚更。

景況感のまだら感はまさに極端・先鋭化、世紀末の風景です。21世紀に持って行くもの、置いて行くものの選別が無言の内に進んでいます。株式の二極化相場も行き過ぎた時点でシャッフルして歪感を是正しながら、より正確にそれを映して行くのでしょう。ITセクターといっても中小企業向けIT投資は厳しいとか、PCはダメでモバイル・PDAだとか、ストレージ・WDMがより見込み大とか、ケータイ製造でも勝ち負けが出て来ます。決算発表も11月入りから本格化する訳ですが、米国同様「あれっ?」というような優勝劣敗が見えてくるのかも知れません。AMD○インテル×、ノキア○エリクソン×、ジュニパー○シスコ×、ノーテル・JDSU○ルーセント×というような勝ち組選抜・ビッグネームの凋落と新興企業急伸などが見えて来るとオモシロイのですが。勿論、負け組からの勝ち名乗り(市場の無理解もある)も。次なる一難とは決算発表?ユーロ安・アジア通貨安・原油高などによる影響がどの程度のものになるか。半導体快走ブロードバンド実験成功ドコモ10年計画


00/10/19(木) ショックは癒えるか
日経平均 14811 -61 4.73億株
店頭平均 1472 -2 1154万株

昨晩の米国株は強烈な行って来いで底入れ感。JPモルガンとIBMの決算悪からNYダウは9651ドル(▲438ドル)まで叩き込まれて底から△324ドルの戻し、NASDAQは3026p(▲187p)まであって底から△145pの戻し。「うっりゃー!」というようなすんごい瞬発力でしたね。

これを見てさすがに東京もリバウンドムードで始まったのですが・・・情けないことにほとんど寄天の有様、月曜日と同様に買いから入ったディーラーが投げさされてお終い。GLOBEX高にも反応できず。SIMEXにこの日も大口の売りが持ち込まれたこと、日経平均リンク債絡みで14760円を一瞬でも割る必要があったとかでアドテスト・京セラ・東エレクなど値嵩を売り叩いたことなんかもそうなんでしょうけど、それ以上に買い手不在が深刻です。市場が「兵どもの夢のあと」というか廃墟というか、そんな感じがします。このところの無茶な相場でとことんヤラレた、或は「全く訳が分からなくなった」という向きが多いのでしょう。わずかな戦意の間を隙間風がビュービュー。ニッポン再生の牽引役たるハイテクセクターを叩きのめされたショックは相当のもの、これが故バリュエーション重視の業績相場に雪崩れ込めなかった。IPOラッシュも散々、公募売出し控えのNTTは1年8ヶ月ぶり(くらい?)の100万円割れ。東証1部値上り値下がり503対750。

景気も気からですが、相場も気からなのです。ショックが癒えて戦意が蘇るか、もう一度奮起出来るか、それが立ち直れるか否かでしょう。米国景気の減速・世界景気の変調もありますが、ハードランディングでさへなければIT・ハイテクセクターも成長率を若干下方修正する程度で済むのではないか?そう成長シナリオを変更しなくて良いという前提で見るならば、日本を代表する優良ハイテクはかなり割安な水準にあって中長期的には十分買えることになる。GLOBEXは更に急騰、米国はマイクロソフト・AOL・ノキアなどの好決算により落ち着きを取り戻せそうな雲行き。


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筆者
弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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