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01/2/28(水) 3月危機と対峙
日経平均 12883 -176 9.08億株
店頭平均 1358 -20 1110万株

NASDAQ▲100p、1月の鉱工業生産前月比▲3.9%で過去最大の落ち込みで13000円割れ。日銀金融政策決定会合やグリーンスパン議会証言控えで金融緩和期待というのもあるにはあったが、再び射程に入ったリンク債が気になってどうにもモード。日経平均は一時12784円(▲275円)まであってバブル後のザラバ安値まで更新、2月末日にしていよいよ「3月危機説」と向き合うことに。東証1部値上り値下がり411対891。

日銀はマル公を再引き下げ0.25%に、更に無担コール翌日物の誘導水準を0.15%へ(昨年8月ゼロ金利解除以来)。「出来ることはしましたよ」ってボールを投げ返した観もあるが実は嫌々ながらそこまで追い込まれた?というよなメンツ意識も透けて見える。結局後手後手に回り過ぎてこれでは「これ以上打つ手がありません」手の内を見透かされる懸念も。勿論しないよりかはマシかも知れないが資金需要のない現在、投機需要を力付ける位か。中小企業金融安定化特別保証制度(貸し渋り対策マル保)は3末打ち切りだし。引け後池貝が富士車輌に続く民事再生法申請、倒産ラッシュが迫る?

相場は早とちりに小リバウンドと失望売りを繰り返す。ジックリ腰を据えて問題解決への一歩かどうかもっと問うべきだろう。金融緩和だけで全て解決するはずがないんであって。SQとか自民党大会とか決算対策最終とか、色々山場はあろう。


01/2/27(火) m(__)m
日経平均 13059 -141 8.33億株
店頭平均 1379 -7 1381万株

利下げ期待で戻した米株はNYダウ△200ドル・NASDAQ△45pとやはりオールド優勢。これを受けた東京は小高く始まり間も無く頭打ち、後は急速に冷え込む展開。連日上げた銀行株が利益確定の売りから急反落、値嵩ハイテクもズルズル。低位株を中心に商いは膨らんで出来高8億株超、東証1部値上り値下がり756対523。セクターローテーション、それは同じ市場滞留資金がグルグルとあっちを売りこっちを買うの繰り返し。IT関連を忌避した資金が1ヶ月前中小型へ染み出し、今度は中低位へ向かう。新規の資金を呼び込めていないのでせいぜい局地的な凸凹を作るだけ、全体の水位は上がらない。

以前にも政権リコールとしての消費控え・株安と指摘したが、国政への支持率も経済への支持率も下がりっ放しとは「お先真っ暗」の反映であって。わずかな期待すら敗走させられるようであってはリーダーシップの不在もここに極まる。「解党的出直り」「抜本リストラ」お題目だけではどうにもならない。外套を脱がせたのは北風でなくて太陽・・・3月危機を撥ね飛ばす「志」とか「情熱」とかいうものが伝達され認識され思考され創造的活動へ向かわせるのでなくては。大丈夫の空手形、頑張りますの無戦略、先送りの無責任、既得権益にしがみつく往生際の悪さ・・・、リセットを押す勇気が必要なことも多いだろう。


01/2/26(月) 落ち着き
日経平均 13201 -44 7.46億株
店頭平均 1386 -6 1162万株

先週末の米国株はご丁寧に「もう一遍!」の下値試しのタクリ足、NYダウは▲232ドルまであって▲84ドルの引け、NASDAQは▲88pまであって△17pと漸く反発。引けに掛けて反転は「27日消費者信頼感指数or3/1NAPMを見て緊急利下げか!」の思惑とか。抵抗感を再度確認、もう一度下を試すか試さないかで一先ず窮地を脱っせるのではないか?

東京も「もう一晩NASDAQを見たい」の様子見気分の中、銀行株と低位株が人気継続。モトローラショック+「次世代ケータイに遅れ」+「最強・村田下方修正(と言ったって大健闘の部類だが)」=「ケータイ不安」の地雷を避けてといった趣き。ハイテクに関してはNASDAQ次第っていうこともあり、また下方修正がまだ出尽くしてないことや、そろそろ来期の減益幅が関心事となって来るが、この辺は来月中旬発売の四季報を待ちたいというのもある・・・えっちらなべ底型の出直りか。嫌ハイテクムードが信用買い残もすっかり減って案外シコリの無い波動新鮮な低位株に向かわせていると言うべきか、或は再編進む重厚長大オールドエコノミーのバリュー再評価か。大成・洋紡・昭電工・石原産・東武など新高値は三桁株ばかり。そうこうしてるうちに聞えて来たのは「許永中被告、亀井氏へ3000万円資金提供」。

そろそろ3末オープンのUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の前人気が盛り上がって来てるようで、市場でも話題に。私なんかも大阪出身でっさかい、是非ともナニワ再生の起爆剤に!(ついでに大阪五輪も!もう一つ言わせてもらえば阪神も!)って思うてるんですが(^_^;)。バックアップしてるんは在阪資本の住金・住商・立造・松下って処でしょうけど、ツーリスト増がかなり観光業(ホテル・旅客・旅行代理店)をはじめ貢献しそう。桜島埠頭やJメンテ・日管財など株価に動きがあるようですが、JR西・近ツリ・新阪急ホテル・ロイヤルホテル・帝国ホテル・関西汽船・京阪・阪急・南海・近鉄・住友倉庫・大阪港振興などなど大阪銘柄と恩恵を調べてみるのも良いかも。客が集まればウォターフロントの地価も上がり資産価値も、更に再開発とか・・・。リストラの話題はファミマ1割店舗閉鎖、セガ1割希望退職・三菱自工14%人員削減。


01/2/23(金) リバウンド
日経平均 13246 +172 7.33億株
店頭平均 1393 +7 1263万株

NYダウは▲358ドル(←計算ミス)▲154ドルまであって前日比変わらず、NASDAQは▲83pまであって▲23pと共に「下ヒゲの長いタクリ足」、自由落下してきた米株もいくらか取っ掛かりを掴みかけている様子、又安値圏で商いが膨らむのも整理が一気に進んで悪ヌケ早く好感。このダイナミズムは日本に無いもので、こちらでは安値圏で商いが減少する為「思い切れなさ」が後々糸を引いて出直りが遅れる・・・景気急減速・企業業績急悪化に伴う米企業のリストラ・レイオフの嵐を見ていても同じ思い。日本はどうにも「膿を一気に出し尽くす」のが苦手で反って傷口を広げてしまう・・・不良債権然り、持ち合い解消然り。

朝方は小安く始まったが13000円を割らなかったことで次第に目先底打ち感台頭、徐々に押し目買いが入る理想的な次第高。公的や年金の買いも目立った。3月初め森退陣への期待や、田谷審議委員などの「それなりの対応」発言に来週の日銀金融政策決定会合に金融緩和へのポジティブサプライズ期待も下支え。日銀のマル公引き下げ→森金融庁長官の銀行赤字決算容認→柳沢金融担当相の直接償却来期断行へで再び日銀の番か。S&Pの日本国債格下げも「ああ、そう」程度。一旦投げを呑み込んだハイテク・情報通信の底固さで全体はヤレヤレ安堵、新日鉄など鉄鋼株や売り残の多い銀行株の商いが膨らんだ。全般リバウンドムード。東証1部値上り値下がりは1085対263。

一本調子の戻りまで楽観は出来ないだろうが、米国株の底入れと日本株の値固めを確認しながらの戦意回復ということになりそう。「嫌ハイテク」ならオールドエコノミー再評価か。株価には早とちりも多いが概ね先見性がある。懸案ははっきりしており、(1)米国発のハイテク不況の度合い(2)我国の構造改革(3)銀行の不良債権処理(4)政治刷新(5)日銀金融緩和、それぞれに決断を催促するような相場と見て良いだろう。市場では金融当局の直接償却への方針転換を好感する向きが多いのだが、それは銀行が次々と破綻認定してゆくということであり、そごう・シーガイアみたいなのがボロボロ出て来るだろう。一つ一つのショック安を乗り越え「日本は良い方向に向かっている」と解する胆力も覚悟も必要なのだ。来たり来る倒産増失業増の惨状にへこたれない理想主義と楽観を持ち得るのかどうか。


01/2/22(木) バブル後安値更新
日経平均 13073 -26 6.45億株
店頭平均 1386 -17 1313万株

NASDAQは緊急利下げ前の昨年来安値(※終値ベース。ザラバベースでは首の皮一枚キープ)を更新。アナリスト格下げ競争でハイテク業績不安が加速、ハイテク不況・リセッション入りの恐怖で一杯。これを受けて東京市場もIT関連の見切り売りや先物のヘッジ売りが嵩み、日経平均はバブル後安値(※終値ベース。ザラバベースでは首の皮一枚キープ)を更新、安値は12861円(▲239円)まで。NASDAQはせいぜい2年ぶりの安値だが、日経平均は15年ぶりの安値。但しTOPIXは1/11の安値を割り込まず、この日プラス。

ところが、後場から思いの他の切り返し。「バブル後安値」(というのは本当は誇大過大な表現なのだが)に慌てた関係副大臣緊急会議召集、「3月2日、衆院予算通過後森退陣」の噂で先物ショートカバー流入が端緒かと言われるが、多分に指数防衛的な買いも入っている模様、ここ連日安寄りしても引値は確りというのが多いのはそういう訳か。とまれ、もっとズルッと行くかに思えた処が意外なまでの踏ん張りを見せたのは大健闘と言える。目先筋からは「底が入ったのでは?」との声もあったが、下値鍛錬は進んで来ており月内底入れ確認もあるか。勿論NASの具合にも相当依存しようが(でも少しずつNAS離れの兆候も)。

朝安からイチ早く反転に転じたソニー・京セラ・野村・ソフトバンク、後場からPKO的に買われたNTT・ドコモ・トヨタ。ピンチの時に輝く配当利回り電力株、ハイテク値嵩などの高いボラティリティを避けて内需低位株なんて選好もちらほら。日産や昭和電工に続けと新日鉄など重厚長大や好取組の銀行株・建設株に注目する向きも増えている。IPOフィーバー以外の芽吹きにも留意したい。誰もが恐怖で正視出来ない時にこそ、お誂え向きのイタダキがある。


01/2/21(水) ぶり返す
日経平均 13100 -148 5.90億株
店頭平均 1403 -18 1489万株

相次ぐ業績下方修正を曲がりなりにも呑み込んで、「どうにか上行けそうか?」と少しだけ市場参加者に明るさが戻ったのも束の間、3連休明けNASDAQが2318p(▲107p)と急落でおじゃん。NASはバブル崩壊後の安値が1/3ザラバ2251p、もう後がない。ハイテク株が痛烈なくらい下がってシスコ社長からは「米経済はリセッション入り」発言も。ううーん、ボケNASにまた振らされるのか・・・。

東京も値嵩ハイテクが売り直され、オプティカルも更に安く、小型/店頭株にも見切売り広がる(わずかにIPOのみが狂い咲き)。個別の売られ具合とは対照的にただただ先物だけが意外なくらい底固く(1/11にはこう書いた翌日反発したが)、上下にカンヌキのかかったような13080-170円の小保合推移、放れる前の「嵐の前の静けさ」的風情か。さーて、踏ん張るのかズルっと行くのか?銀行株も小確りで異彩。聞えて来るのは「森ゴルフ・チョコレート」「宮澤消費税引上げ」で癪に障る。銀行の不良債権処理とNASから逃げられない。

それにしてもドコモ以降もファイナンスが続いている。公募売出しの三洋電クレ、売出しはMDM・SMC、CBはミツミ・イビデン・・・この日はコナミが1300万株公募(ピープル買収資金)とアンリツの820万株売出し(NECの金策?)発表。証券の引受サイドもマーケットのことを少しは考えないと。NTTもJTも政府保有分を何とか放出したいのだろうし、今度はJR3社が揃って完全民営化って?


01/2/20(火) 辛抱し甲斐は
日経平均 13248 +128 5.68億株
店頭平均 1422 +8 1492万株

日経がNEC・アルプスの下方修正を報じて心配されたハイテク株だったが、TDK・日電産の下方修正を受けての2/9同様に思いの他確り。「既に織り込んで下げとるやんけ」「知ったら終い」業績不安にもやや強気な声も増加、延々下げたハイテク株や日経平均13000円という水準自体に「安過ぎるんでないかい?」の反省も出て来たか。森金融庁長官の「赤字決算にしても(公的資金注入行の健全化計画体面取繕い否定)不良債権処理急げ」に続く、柳沢金融担当大臣の同調と証券税制見直し発言も好感。最終処理、最終処理とはずっと言って来たが「いつまで経っても最終にならんのはどういうこっちゃ!」市場の苛立ち外人の不信にどうやら向き合うことになって行きそうな雲行きに期待。勿論手放しでヤンヤ言える段階ではなく、東証売買代金は更に減って5400億円台。東証1部値上り値下がり837対420。

直近売り込まれのキツかった三洋電・板硝子・松下・古河電・コナミなどが揃ってリターンリバーサルの動き、今期株価が堅調だった銘柄の売り込まれがキツイのは決算対策の売りが「それしか売れるものが無い」といった姑息な理由な訳で、企業価値に重大な支障とか成長路線が腰折れしたというのではない(それを見透かせば全く無用の安値は絶好の買い場ということになる)。NTTグループ3社も反発でヤレヤレ。今晩のNASDAQがどっち向きなのかを見るまではポジションを傾け難いのは然り乍ら、NAS反発を見込んだ見切り発車もあったか。この日の引け後は松下が下方修正なれど京セラが計画線以上(会計変更分を除く)。ハイテクの下方修正はディスクロに熱心な正直な処(ディスコや四半期決算銘柄など)から順順に往生際の悪い処へ進んで行く訳だが、そういう意味では先に下方修正を言えた者から「先に売り込まれ織り込めた」ことで買い目が生じて行くだろう。気味が悪いのは13000円以下のリンク債の主要なアレンジャー・ドイツ証券が裁定買い残を積み上げていること、3月SQに向けて裁定解消の名目でノックインさせに行く心配も無きにしもあらず。

東証、マクニカなど27銘柄を3月1日付で1部昇格へ。大証、愛眼・アイコム・日エスリードなど8銘柄を3月1日付1部昇格へ。


01/2/19(月) 辛抱
日経平均 13119 -55 5.14億株
店頭平均 1414 -22 1509万株

先週末のGLOBEX安である程度先読みしたとはいえNAS急落が直撃。先物がCME13030円に鞘寄せして始まって力無く再度の13000円割れ、日経平均は12950円(▲225円)まで年初来安値更新。後場からは意外や意外な一転先物だけ(主導)の戻り。今晩のNASDAQが休みということ、先物ヘッジが既に貯まってて底固くなっていたこと、EBでトレーダーが挙げられたこともあってかリンク債絡みのノックイン商いが影を潜めたこと、亀井政調会長「税制を含めた証券市場活性化策」発言、或は「日銀は結局量的緩和に追い込まれる」観測も一部あったか。自爆森政権も退陣へカウントダウン(支持率はいよいよヒトケタ)に入ったようだが、野中固辞なら橋龍か?と後継も歓迎出来そうにない。シーガイアのフェニックスリゾート倒産負債総額2722億円。全般は様子見・見送りということで、売買代金は5500億円程で今年最低水準。ドコモが新株受渡の23日を前に公募価格割れ、古電・アンリツなどオプティカルや三洋電・松下の下げキツイ。まだまだ辛抱。THK東1部上場へ。


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筆者
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株向委委員長。証券会社勤務。

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