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02/1/31(木) 梅に習え
日経平均 9997 +78 5999億円
店頭平均 1149 +7 204億円

NY株は急反発、NASDAQ1913p(△20p)NYダウ9762ドル(△144ドル)。米10-12月GDP成長率「▲1.1%予想がなんと△0.2%」、更にFOMC声明は「経済回復の見通しはより確実さ増す」として政策金利・方針とも据え置き、ムードは好転。会計不信はさて置いて押し目買いに沸いたか。東京市場も取り敢えずこれを好感からも、不良債権処理先送りや政局不安、更に東芝→富士通→NECと続くハイテク業績不振で買い切れずもたもた。今朝の日経一面も「朝日生命をDKBが支援」「三井住友銀、三井生命を子会社化」「NTTへ接続料2割下げ要請」とまるで弱者共済会とでも言おうか、巨大恐竜がのたうつ様丸見え、朝日生命の旧古河グループ株売りへの心配も。後場から月末のドレッシング期待も幾らか広がる中、先物を押上げ裁定買い呼び込むPKOでジリ高、ザラバ1万円回復まで。売り込まれ値嵩ハイテク・自動車のリバウンド目立つ。東証1部値上がり値下がり585対759。IPOぴあは4200円で寄ってS高、ビーマップは90万円で寄ってS安。

大底入れは1-3月より先に延びてしまったかも知れないが、突っ込み買い戻り売りで値鞘を抜く人もいるのだから。空売りも多く入っているし「一朝事あらば」のリバウンドもそれなりに大きい。ファンダメンタルズも需給も劣悪、不良債権最終処理・構造改革への希望も微か、それでも相当覚悟はして来ているはず。2月相場も思い掛けない上げ下げで翻弄されるか。厳しい戦いは続くが、身の程に合ったリスクテイクということさえ逸脱しなければチャンスもあろう。持ち合い解消売りを避けて限られたホットマネーがIPO・新興3市場で大車輪というのが最もありえる話。梅は厳しい寒さを冒して咲く。


02/1/30(水) 2月危機
日経平均 9919 -106 6049億円
店頭平均 1141 -9 180億円

悪い時には悪いニュースが重なるもの、昨日1万円接近で浮き足立った東京市場に内外からのバッドニューズ直撃。NY株急落、NASDAQ1892p(▲50p)NYダウ9618ドル(▲247ドル)、エンロン粉飾以降企業会計への不信が増幅、「アンダーセンショック」とでも言うべきか。そして「田中外相更迭」(小泉政権弱体化?)、更に追い討ち「朝日生命-東海上、来春統合白紙化」。外資系も2000万株超売り長だったし、大量の見切売りが寄りから出て墜落、いきなり1万円を割り込んでの始まり。今晩のFOMC控えNYを見たいということもあり押し目買いも入り難く、終日戻りの鈍い展開、9900円±50円ってレンジでもみ合う。引けにかけTOPIX型の買いが入りいくらか戻したが。日経平均は9月末9774円&テロ後の最安値9382円を意識せざるを得ず、TOPIXは958pまであって勿論バブル後安値更新。東証1部値上がり値下がり527対763。IPO2銘柄は値付かず、ぴあは公募2000円→4000円買いたい139万株、ビーマップは公募25万円→57.4万円買いたい5151株。

NYは会計監査的なショックだし早期収束も可能かもしれないが、エンロンゲートが政権を揺るがす可能性も無いとは言えず、下手をするとクリントン不倫疑惑・大統領選みたく長くゴタゴタしないとも限らない・・・すると今度はイラク・フィリピン辺りに軍事行動なんてのもあるか(これは読み過ぎ)。こちらは不良債権処理・構造改革が正に先送りにブレつつあり、ちょっと希望すら見失いつつある。持ち合い解消は2月が山場、もうその渦中に入って来た感じ。「2月危機」は過剰債務企業の整理で向こう傷ボロボロ銀行に公的資金を入れてと多くが考えていた形ではなしに、全てを先送りして従来通りを決め込む形だったとは・・・。1-3月大底シナリオまでがその先へ繰り延べされては投資家はたまらない。SEC、MSを空売り規制違反で行政処分勧告へ(昨年12/19のGSに続いて)。伏魔殿外務省もとんでもないが、市場を専横し相場を作為的に動かす証券業者も同様。


02/1/29(火) 大台攻防
日経平均 10026 -194 5301億円
店頭平均 1151 +2 195億円

NY株は小確り、NASDAQ1943p(△6p)NYダウ9865ドル(△25ドル)。米新興通信グロ−バルクロッシングがチャプター11申請、過去4番目の大型破綻。CME日経平均先物は10160円(大証比▲70円)。引け後TIの決算は予想を上回りGLOBEXは小高く。東京市場は円安の一服や昨日のソニーの出尽くし売り、村田製下方修正・富士通連結営業赤字報道等から直近上げた自動車・ハイテクへの利益確定売りからで軟調、物色の柱を失う。10150円絡みのもみ合い推移だったが、昭和電工・東芝の下方修正もあり14時からまた崩れ、引け前には「佐藤工・飛島・ハザマ統合観測確認の為売買停止」で銀行株が売られ一段安、再び1万円接近。「ダイエーを守った上、三井住友建とみずほ建では結局全部先送りやないの?」不良債権処理・構造改革進展への疑念の方が勝って来た感じが・・・これはマズイ、余計な混乱を引き起こす。明日は1万円攻防、ちょっと海外高でもツレ高でけんムードに。東証1部値上がり値下がり352対960。

「これじゃあ、戦えんわ」目先の割り切り資金は1部を抜け出し再び新興3市場へ。昨日分割権利落ち銘柄の人気、新年IPO第一弾D3パブが公募62万円→初値151万円と好発進、丁度ここ2週ばかり調整して来た事もありタイミング良く物色人気復活、後場からS高多発。ドリームテクが13日連続S高(22万→140万円)とかしてるけど、毎日S高配分取りの仮需を呼び込み(売りは引っ込む)余計に大きく相場を出させてしまうシステム、改善すべきでは?「S高を買え!」がディーラー・ネットトレーダーの「必勝法」化してるようだが、取引所の無関心がアテにならない株価形成を助長してるようではいつまで経っても賭場のままでっせ。


02/1/28(月) 翻弄されながら
日経平均 10220 +76 6384億円
店頭平均 1148 -6 127億円

先週末のNY株はNASDAQ1937p(▲4p)NYダウ9840ドル(△44ドル)と小動き。東京市場は先週先々週と1万円を舐めながらもどうにか踏み止まったということやドコモの分割・トヨタの自社株買いの好材料から買い先行でリバウンド、「そんな強いはずはないやろう・・・」とジリジリ上げて(^_^;)前引けには10303円(△159円)とあらら出来過ぎ。ところが、昼休み立会外で300億円の売り決めがあったことや、ソニーの決算も出尽くし売り、円安も一服、後場寄り直後からドイツなどが裁定解消売りを出したことで滑り落ち、昨日の引値近辺まで迫る「元の木阿弥」。そこからは幾らか上げたが、あまりの脆さにディーラー連中も大方戦意喪失だったか(インデックスゲームに翻弄)。ここ下げ急だった石油・不動産・保険など内需/低位株がMLなどの買いで高く、悪役銀行株もどうにかプラスでヤレヤレ。東証1部値上がり値下がり855対483。

金地金や郵貯振替口座がペイオフ控えでブーム、民間金融機関(銀行・生保・証券)の信用もこう地に落ちては「お金はあるのに回らない」ゆゆしさ危なっかしさ。トリプル安に見舞われ更に追い詰められる銀行の次の一手が注目されているが、「三井住友建」「みずほ建」ではちょっとマズイか。朝日生命-東海上もまだ決着つかず。国会は国会で「真紀子&宗男のウソツキはどっちだ?!」で紛糾、米国にはエンロンゲート、パレスチナの復仇合戦。誰も確信の持てぬまま中途半端に戻すのが精一杯か。ホンダの快走が救い、IPOはぴあ待ち。セブイレブも500億円自社株買い発表。


02/1/25(金) 春よ来い
日経平均 10144 +70 6953億円
店頭平均 1154 +5 180億円

NY株は続伸、NASDAQ1942p(△20p)NYダウ9796ドル(△65ドル)。グリンスパン議長の議会証言は「短期的には重大なリスク」から「下押しの兆候減る」へ改善、ノキア・EMC・シーベルの好決算と合わせて先行き楽観ムードに。ところが引け後JDSU・クアルコム決算悪でGLOBEXのNAS100先物は▲13p。マクロの改善とミクロのまだら模様から来るタドタドしさは仕方ないところか。東京市場は取り敢えずNY高の方を好感して、昨日引け際9990円まで売られた先物やハイテクが買い気配スタート、寄り直後に10138円(△64円)にリバウンド。ところが逆鞘状態が解消されずドイツやMLの裁定解消売りに「またか」を思わせ滑り落ち、10017円(▲57円)まで。そこからはジリ高に転じたのだが、銀行株や週末生保破綻説が依然足を引っ張る他、連日の「後場崩れ」への警戒も相当で手控えられた。結局ドイツの売り崩しは出ず高値圏の引けにヤレヤレ(何でヤツ等の動静に一喜一憂せなアカンねん、全くオカシナ話や)。東証1部値上がり値下がり601対715。

円安メリット&高競争力の輸出ブルーチップ(自動車・精密)や復調の兆しの半導体関連&民生用エレク等が見切り発車した格好だが、銀行セクターさえもう少し何とかなれば、持ち合い解消売りが上値を限定的にさせるとは言え幾らかの底上げは十分ありえるのだが。マーケットは危機待ちでも先送りでもないサプライズな金融システム安定化策を待望しているところか。株価の浮揚力を試すもぐら叩きのような不安定な展開続く。ソニー(大した決算ではないが)が四半期ベースで過去最高の売上、トヨタが1500億円の自社株買い(金庫株)、ドコモが1→5株分割、トレンド(セキュリティソフト)アライドテレ(ブロードバンド)が上方修正と自助努力もチラホラ。「日本売り」の呪文に呑み込まれてはヘッジファンドの思うツボ。


02/1/24(木) 性根場
日経平均 10074 +33 6549億円
店頭平均 1149 -3 174億円

NYは綺麗に急反発して目先の底は確認した格好、NASDAQ1922p(△39p)NYダウ9730ドル(△17ドル)。BBレシオの改善や半導体関連などアナリストの投資格上げ相次ぎムード好転、ハイテクへの押し目買い好機と捉えられた。CME日経平均先物も10140円(大証比△90円)。NAS急反転を受けて東京市場も先物・ハイテクなど買い先行でリバウンド、134円台の円安に引き続き輸出株に買い安心。後場寄り直後に10240円(△200円)まであってもみあいに。連日の「後場崩れ」への警戒感も強く、朝方も昼過ぎもイマイチ買い切れない慎重ムードがあったのだが、やはりこの日も14時からドイツの裁定解消売りに釣瓶落し(またかよ!)、国債格下げの噂も流布され衆人監視の中下げ加速、引け前には10012円(▲28円)とマイナスゾーンまで。現物引け後、日経平均先物には大口売り連発で9990円の引け。「一体このドタバタはどうなっとんねん!」ドイツやMSなど一握りの大手業者がやりたい放題(こんなんじゃ誰も近寄らんようになってまうで、SECちゃんと取締らんかい!)。TOPIXは972pとバブル崩壊後の安値更新。東証1部値上がり値下がり798対559。

インデックスの迷走に邪魔されながらもトヨタ・ホンダ・ソニー・フイルム・キヤノンなど国際優良株が堅調(危機的な状況下でも真っ先に買えるのはいつもこのセクター)。一方で銀行株がどうにも反転出来ない。MSの「日本は破綻寸前」レポートが出回ったが、ダイエー救済劇に「日本の不良債権処理は進まない」と踏んでのヘッジファンドの執拗な売りだろうか。楽観は出来ないにしても世界経済に景気回復ムード、日本でも外需セクターの一角には曙光も射してる。株価の浮上が全く道理に合わない訳でもない。連日の無茶を見て弱気相場も終わりに近付いたなと思う。不良債権処理・銀行セクターさえどうにかなれば逆転高も可能なのだが。明治+安田生命、三井+住友建+フジタ?もっともっと着実に急げ。


02/1/23(水) 賽の河原
日経平均 10040 -10 6095億円
店頭平均 1153 -5 225億円

連休明けのNYは続落、NASDAQ1882p(▲47p)NYダウ9713ドル(▲58ドル)。で、引け後12月BBレシオ発表は0.78と5ヶ月連続改善でGLOBEX小高く。東京市場は昨日先取りして下げた分「予想通り安かったんやから一旦出尽くし」から小確り、日経平均も1万円を割らずTOPIXも先の安値を割らなかったことでリバウンドへ。GLOBEXも△10pくらいで推移、今晩のNY反発観測もフォローで後場100円高くらいまであり、ヤレヤレムードが漂っていたのだが、14時半から上値の重さに軟化するとTOPIX型の売りに押されてズルズル、大引けドイツのセルプロがドカンとマイナス圏へ叩き込み(底割れを狙ったか?)。TOPIXは975pとテロ後の安値を更新、バブル崩壊後のザラバ安値974pにも肉薄、もっと遡れば85年5月以来の水準・・・。東証1部値上がり値下がり411対955。朝イチで「三井建・住友建、経営統合か」(両社否定)、雪印食品の国産牛偽装露見。ホンダが連結営業利益300億円上積み、ソニーも上ブレかと報じられ、TDK・アルプス・松下など円安メリット輸出株の一角が買われ、BBレシオで東エレクが高い。

NJ(ナスダックジャパン)の立会が10時45分からになるなど大証のシステムトラブル(先物も)の影響も一部にはあったとは言え、この脆さはどうにも。公的が下値を支えその上をディーラーが買っても、裁定売りでクシュンという展開がこの処繰り返されてる・・・後出しジャンケンというか賽の河原というか。なかなか抜け出せない、流れが変わらない。政策なり経営なり、ビッグサプライズが無くては誰も市場に戻って来ない。「ほっときゃもっと安く買える」デフレの時代、買い手を見つけるには値下げしかないのか・・・。あとはNAS頼み。


02/1/22(火) ひやっ
日経平均 10050 -229 5988億円
店頭平均 1158 -17 236億円

NY休場も欧州株がノキア格下げやインフィニオン決算悪でハイテク・通信株安。東京市場はダイエーの急反発や銀行株高もあって小甘い程度のもみ合いで推移していたが、Kマート破綻が昼から伝わり軟化、引けにかけては今晩のNY安必至とばかりに先物ヘッジ売り→大量のインデックス売りで釣瓶落しの全面安。商いが細ると否応なく目立ってしまう持ち合い解消売り、あとは目先筋の突付き回しだけではその右往左往だけで一方通行でブレて・・・再び1万円大台接近。基本的にはNYオープン待ちの手掛かり難の中、ノキア格下げやKマート破綻でビビってしまってズルッ。浮き足立っている時には水鳥の羽音さえ・・・という平家富士川の節を思い起こさせた。東証1部値上がり値下がり305対1071。新興市場も売り逃げ目立ち、分割銘柄などS安相次ぎヘロヘロ。

こういう時のNYは意に反して高く帰って来たりする(^_^;)のだが、さてどうか。気を取り直せるか。ペイオフ控えで金地金人気、金鉱株が高い(円安メリット株・円安ヘッジでもある)。イタリヤード(201円)が自己破産申請、かつては京都発アパレルベンチャーとして輝いた時期もあったのだが。


02/1/21(月) 迷走続く
日経平均 10280 -13 6045億円
店頭平均 1175 -1 199億円

先週末のNY株はNASDAQ1930p(▲55p)NYダウ9771ドル(▲78ドル)とやっぱり安くて。FOMC利下げ見送り説に加えてエンロンゲート・パレスチナ情勢と不透明感も強く。高度な政治判断により決着したダイエー再建策については「金融危機を起こさない」が為の先送り的な色彩を払拭出来ず、反って我々のベストシナリオ「1-3月キツイ処見ての大底入れ」に失敗した可能性も(本当の悪抜けが出来んから戻っても売り、戻っても売られたこれまでと変わらないのか・・・)。勿論政府当局株価を守ろう上げたい陣営からは「ダイエー決着でもう大丈夫」的PLOも入り易い訳で、余計に訳分からん(^_^;)。週明け東京市場はNYハイテク安を受けて売り直しから、間も無く10169円(▲124円)で下げ渋り、今晩NY休場を良いことにまたしても先物を買い押上げ→TOPIX型プロ買いで200円幅カチ上げ10393円(△100円)まで。でも引けにかけ失速という迷走ぶり。減資ショックでダイエーがS安、銀行株や朝日生命絡みの東海上も安い。一方、造船・海運・石油など売り込まれ中低位株の値戻しは目立った。東証1部値上がり値下がり968対373。

まだ薄氷踏み踏みの攻めぎ合い。NY次第では踏み外しも否定出来ない。2月は例年銀行勢の持ち合い解消売りが本格化、ここ2年5000億円規模の売り越しとなっている。今年はそれ以上になるとも言われているが、一体誰が引き取る?と考えるとなかなか。新年のIPOはまだポツポツだが、昨年末からレーサム・DBM・ネットワン・SBI・富士ソフトと既公開企業の公募や売り出しも増えて来た。企業側からすると早く資金を確保した者勝ちなのかも知れないが警戒感も浮上。


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筆者
弁之助

株向委委員長。証券会社勤務。

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